仕事&マネー WEB会議中にチャットで誤爆……。どう謝ればいい?

働く堅実女子のためのビジネスで役立つマナー。今週は戸口亮子さん(仮名・出版関連会社勤務・30歳)からの質問です。

「WEB会議中、 自分のパソコン画面が共有されたままになっていたことを忘れてしまい、大失敗してしまいました。上から目線で発言していた人について、別の会議メンバーに個別チャットで「まためんどくさい話がはじまった笑」と打っている状況も表示されてしまったんです。ハッと気が付いて画面に目を向けたら、表示されているみんなの顔が凍った感じになっていて……。ヤバいと思ってすぐに画面共有のスイッチを切ったのですが、全員が見たのだと思います。

当人がそれに気づいたかどうかはわかりません。でも、その後、その人に業務の連絡をビジネスチャットでしてもビジネスライクな感じだし、それ以前のような親しみのようなものは文面からも感じられません。私に対して腹を立てているのかな、とも思います。

勇気を出して謝ったほうがいいでしょうか……。ただ、その話を蒸し返すのも……と思うし、書いてしまった事実があるので、許してもらえる気もしません。どうしたらいいのでしょうか」

やってしまった…でも取り返しがつかない状況。

WEB会議のチャットなど、仕事のやりとりの中での誤爆は、LINEの誤爆以上に深刻な状況を生みやすいもの。「ごめんごめんー」じゃすまない仕事のシーンで公開ディスりをしてしまったとき、どのようにふるまうのがいいのでしょうか。鈴木真理子さんに教えてもらいましょう。

「発言は撤回できない」が基本

リモート会議慣れの残念な側面として「対面のときの緊張感が緩む」ということがあります。もし、これが対面の会議だったとしたら、発言者の言動に不快感をもっても、その場では黙っていたはずですよね。今回のケースは、WEB会議でしか起こらない事態、と言えるでしょう。

仕事ではもちろん、プライベートのシーンでも、文字になり、人の目にさらされた発言は、簡単には撤回できませんよね。「ごめんごめん」で済む話ではないでしょう。では、事後の対処として、どういうことができるでしょうか。3つの提案をします。

ひとつは、相手にちゃんと謝るということです。

相談者さんは、「当人が気づいたどうかはわかりません」と言っていますが、おそらく当人はチャットの文面を読んだことでしょう。もし参加者全員の前で自分の悪口を書かれたら、誰だって傷つくと思います。

一方、相談者さんの立場になれば、謝るのは勇気がいることですが、やってしまったことを悔いるより、潔く相手に謝るのが信頼を取り戻す最善策ではないでしょうか。知らんぷりしていては、書いた人も書かれた人もモヤモヤが消えません。

謝るタイミングは早ければ早いほうがよく“対面”をおすすめします。メールやチャットで済ませず、テレワーク中ならば電話をしてみてください。「〇〇さん、先日は会議中に大変失礼なことを書き、申し訳ありませんでした。深く反省しています」とお詫びしましょう。

それでも相手が許してくれないかもしれませんが、今後の学びとして活かせばよいのです。

そしてもうひとつは、「会議に集中する」ということです。

次のページで詳しく説明していきましょう。

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