仕事&マネー コロナ禍出張の部署へのお土産、用意するかどうか迷います

働く堅実女子のためのビジネスで役立つマナー。今週は水富マキ子さん(仮名・広告会社勤務・32歳)からの質問です。

「 コロナ禍で、営業エリアが拡大し、地方出張が増えました。これまでは、出張時には部署にお土産を買って帰るのが通常だったのですが、リモートワークの人も多く、みんなの出社状況もまちまちだったりして、日持ちするものでも結局処分することも増えています。ただ、手ぶらで帰ってくるのも……と思っていて。何をどれくらい買えばいいのか、悩んでいます」

コロナ禍前は「会社に手ぶらで帰るのも……」がお土産文化を担っていたりもしました。

コロナ前は、大型連休やお盆休み、お正月休みなどの帰省や旅行先でのお土産を会社に買うかどうか、何を買えばいいのか、いくらが相場なのか、といった問題は、働く女性をもやもやさせる要因ともなっていました。今は、「不要不急のお出かけが気まずい」時代。買わないという選択をする人も多いようです。

しかし、出張は、「要」で「急」だから発生するもの。この場合はどうしたらいいのでしょうか。鈴木真理子さんに教えてもらいましょう。

変化した「出張土産」の受け止め方

出張のお土産をいただいて嬉しいと思う人、お土産がないと寂しいと思う人、そして、出張したならお土産は買ってくるのもマナーのひとつだと考える人--。そういう人たちがいたからこそ、「出張土産」という文化が生まれ、慣例になったりしたわけですが、そういった、「出張土産文化」を支えてきた人たちさえも、今はどのように受け止めているか……。正直なところ、わからないという側面がありますよね。

「出張土産」の定番ともいえる個装のお菓子だとしても、何人の手に触れたかわからないから、例えばそれがコロナ前と同じように給湯室に置いてあったとしても、手に取るのを躊躇してしまう、出張した人がいると考えただけで動揺してしまうという人もいますよね。

また、出張土産は、それをフックにしてちょっとした雑談が生まれるという、社員間のコミュニケーションツールにもなっていましたが、今は、逆に「移動した人とはソーシャルディスタンスを保ちたい」といった気持ちになる人がいないとも限りません。そのような状況の中、「悩んでいる」というのであれば、「用意しない」という選択をしてもいいと思います。

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