仕事&マネー 雑談がどうも苦手…気まずい雰囲気を払拭するには?

働く女性のためのビジネスで役立つマナー。今週は佐々木ユリさん(仮名・IT関連会社勤務・32歳)からの質問です。

「雑談に悩んでいます。ここ数か月、職場での雑談のテーマはコロナ関連ばかり。センシティブな内容なだけに、白熱してしまうこともあって…。例えば、私はワクチン接種は必要と思っていますが、受けないと決めている人とその話をすると、お互いに平行線となってしまい、ちょっとしんどい感じに。話題をうまく変えらればいいのですが、それ以外には、“今日のお昼、何食べるー? ” くらいしか話すことがなくて…。これではただの食いしん坊みたいです。

ちょうどよく盛り上がって、いい感じにまとまって、気持ちよく切り上げて仕事に向き合えるような雑談のテーマと雑談のしかたを教えてください」

効率よく仕事がデキる女性ほど、恋愛相談やアドバイスなら盛り上がれるけれど、ふわふわとした雑談は苦手という人が少なくありません。しかし、雑談力も、ビジネスでは必須のスキル。職場の雰囲気をよくし、職務意欲を高める雑談とは、どのようなものなのでしょうか。鈴木真理子さんに聞いてみましょう。

職場における雑談の意義とは?

「雑談」とは、「気楽な会話」「たわいもない会話」という意味ですよね。ビジネスの現場では、お互いが打ち解け、円滑なコミュニケーションを図るために、緊張や殺伐とした雰囲気を払しょくするために使うというのが正解。よい雑談とは、「その場がいい感じに温まる」ものなのです。

意見を戦わせたり、相手の気分を害するものになってしまえば本末転倒ですよね。 内容そのものに、さほど意味はありません。むしろ、あとで思い返したときに「何を話したっけ?」と思い出せないくらいがちょうどいいのです。目的は、相手に好感を抱いてもらうということ。内容よりも、表情や話し方のほうが重要になってきます。

雑談力のポイントは

雑談を盛り上げるには、まずは笑顔です。目元が下がり、口角がキュッと上がった自然で柔らかい表情は、相手の緊張をほぐします。そして、ゆっくりと穏やかな語り口を常に意識してみてください。

相手の会話の内容に仕事の愚痴や不満が入ったときには、相手の表情に同調すればよいでしょう。ミラーリングという手法になりますが、相手の感情に自分を寄せていくことで、きちんと話を聞いているということが伝わります。

とはいえ、雑談はお悩み相談なわけではありませんから、アドバイスは不要です。「そうなんですね」「そうなんですか」などの肯定する合づちを打つにとどめてください。深堀りする必要もありませんが、すぐに話を切り上げるのではなく、ゆっくり深くうなずきながら数秒沈黙するといいでしょう。何か気の利いたことを言わなければと思ってしまうかもしれませんが、「受け止める」だけでも十分です。

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