仕事&マネー 仕事一筋だったけれど…30代で体力の限界に。キャリアダウンして休むべき?

働く女性のためのビジネスで役立つマナー。今週は 長嶋しおりさん(仮名・IT関連会社勤務・33歳)からの質問です。

「今まで、それこそ心身とプライベートを犠牲にしながら仕事に情熱を向けてきました。でも、30代に入って体力の低下をひしひしと感じるようになって……。このままだと体調を崩しそうだし、人間らしい魅力を失ってしまいそうです。もう少しゆったり働けないかと考えて、上司との面談で部署異動を相談しましたが、“優秀な人を、はいそうですか、と手放せないというのが正直なところ ” と言われ、うれしくはあったものの、取り合ってもらえませんでした。

正直、私もキャリアダウンすることへの躊躇もあります。気持ちが元気になったときに、戻れなくなるかもというのも恐怖で、とりあえずやめよう!みたいな気持ちにはなれません。自分の決断に責任をもちたいんです。その場合、何を基準にして自分の本当の気持ちを判断したらいいのでしょうか」

徹夜がきかない、睡眠不足になると肌の調子が悪くなる、ダイエットの効果が出にくいなどなど、 30代になると“20代のときとは違う”と自覚することがさまざまあります。“体力の低下”もそのひとつ。特に、アクセル全開で仕事にまい進してきた人ほど、“疲れ”を感じてしまうのかもしれません。また、そういうときほど、自身の節目や潮時を感じることも。

“このままで、自分はいいんだろうか…”と思ったとき、どのような発想で解決していけばいいでしょうか。鈴木真理子さんに聞いてみましょう。

体力って気力と比例しちゃうんですよね…。

ネガティブモードのときに大きな決断は避けるべし

ご相談ありがとうございます。あなたはきっと今、疲れているんだと思います。

年次が上がるのにしたがって、責任ある立場にもなるでしょうし、任せられる仕事も増えますよね。それを「頑張ればできてしまう」というタイプの人ほど、無理をしてしまいがちなのかもしれません。そして、倒れてしまう、なんてことも少なくないんですよね。

しかし、相談者さんは、パンクする前段階で、ご自身の体調をきちんと把握しているというのは、素晴らしいことだと思います。忙しいさなかでも、ちゃんと冷静な目も、もっているということですからね。

上司に相談できたというのも、相談者さんが円滑なコミュニケーションが取れる人なのだということがわかります。

確かに、キャリアダウンもひとつの選択肢ではあると思います。一度きりの人生ですし、自分が心地いいワークライフバランスを見つけるというのは大切です。ただ、今はそれを決めるタイミングではないと思います。

心が弱っているときというのは、悪いほうへ悪いほうへと考えが向いてしまったり、何もかも放り出してしまいたくなるものです。ネガティブモードになっているときというのは、「本来の自分の考え」とは違う思考になります。こういうときに、大きな決断をするのは、後悔に繋がりかねません。

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