仕事&マネー リモートワーク続きでついた怠け癖から脱却するには?

働く女性のお悩み相談。今週は前田有紀さん(仮名・メーカー勤務・34歳)からの質問です。

「 コロナ自粛中はリモートワークが基本だったのですが、WEB会議以外のときにはTシャツ&短パンで仕事をしていました。ラクチンだし、 肩も凝らないし、効率がとても上がったんです。一方で、緊急事態宣言が解除されて出勤になったら、シャツとスカートでデスクに向かったときの違和感がすごくて…。動きにくくて集中できないし、そのぶん、作業にもスピード感が出せませんでした。

時間をかけてわざわざ出勤する意義も感じられず、もやもやしたまま、オミクロン株の感染拡大で再びリモートワークになったのですが、今度は家で仕事する、というモチベーションが下がってしまって、ただただ怠け者になってしまった気がします。ここからどうやって脱却したらいいんでしょうか」

規則正しい生活が乱されることで、「ちゃんとした自分」を見失ってしまう人も増えているようです。「このままではいけない」と思いつつ、気持ちがついていかないとき、どうしたらいいのでしょうか。鈴木真理子さんに伺ってみましょう。

度重なる自粛で失われてゆく社会性

「仕事の質」は効率だけでは計れない

仕事をするのにあたって、効率性は重要です。ムダな手間を省くことは、限りある時間を有効に使うためにも役立ちます。でも、必要な部分まで省いては本末転倒になります。身だしなみを整えることは、仕事のうちともいえます。

相談者さんも、そう考えているからこそ、 いつもはカジュアルなスタイルで仕事をしていても、WEB会議のときは、きちんとしたかっこうをしているのですよね。それは、とても大切な心掛けだと思います。

確かに、「服装やメイクを整えなくていい」というのは、ラクであることに間違いありません。時間も取られますしね。そのストレスがなく仕事に向かえば、効率が上がるということもわかります。ただ、一方で、緊張感が緩まることで、公私のメリハリがつきにくく、それが効率を下げる要因になるという話もあるのです。今、相談者さんはそのような状況にあるのではと思います。

家でも出勤と同じルーティンを心がける

今回の自粛要請はさほど長くはならないのでは、とも言われていますが、今後のことは誰にもわかりません。どういう状況になろうとも、臨機応変な対応ができるよう、「自分を慣らしていく」のが、もっとも手っ取り早いのではないでしょうか。

怠け者になってしまったと危惧されていますが、だらけてしまえばラクなほうに流されてしまうことは、誰にだってあります。以前できていたわけですから、心配は無用です。今後は、出勤していたときと同じスケジュールで過ごしてみてはかがでしょうか。

自宅での作業では、通勤時間だけでなく、着替えやメイクする時間、髪の毛を整える時間も必要なく、そのぶん、ほかのことに割り当てることができますよね。コロナ禍のリモートワークが始まったばかりのころは、試行錯誤ではあっても、プライベートが充実したり、心に余裕のある生活ができていたかもしれません。

しかし、リモートワークが長引いたり、出勤とリモートワークが交互になることで、だんだんと、始業ギリギリまでダラけるだけになってしまった、という人は多いです。そして、真面目でしっかりしている人ほど、そういう生活に陥ってること自体が、ストレスになってしまうのです。せっかく「ちゃんとしたい」という気持ちが芽生えたのでしたら、それをチャンスだと考えて、少しずつ、生活の立て直しをしていってみてください。程よく、自分なりの規則正しい生活を取り戻すことが、もっとも有効だと思います。

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賢人のまとめ

コロナ禍、さまざまな働き方のイノベーションが生まれました。今は、それらを選別する時期に入ったのだと思います。出勤するメリットも踏まえ、自分がもっとも働きやすい生活習慣に整えていってみてください。

賢人プロフィール

女子マナーの賢人鈴木真理子

三井海上(現・三井住友海上)退職後、“伝える”“話す”“書く”能力を磨き、ビジネスコミュニケーションのインストラクターとして独立。セミナー、企業研修などで3万人以上に指導を行う。著書は『ズルいほど幸せな女になる40のワザ』(宝島社)のほか、近著『仕事のミスが激減する「手帳」「メモ」「ノート」術』(明日香出版社)、『絶対にミスをしない人の仕事のワザ』は7万部を超えるヒットとなる。 

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