仕事&マネー 【ビジネス女子マナーQ&A】逆マタハラに勝つには?育休中の同僚が保育園に落ちて育休延長…。こっちは忙しいのに復職する気がない同僚に腹がたって仕方がない!

働く堅実女子のためのビジネスで役立つマナー、今週は結木美佳さん(仮名・医療関連会社勤務・28歳)からの質問です。

「出産し、育休中の同僚が“保育園に落ちちゃったから”といって育休の延長手続きを取りにきました。うちの部署はその人が戻ってくる席が確保されているため、人材が補填できず、今も忙しく本当に迷惑しているのに、ひどいです。しかも、“〇〇くん(←夫)がもうひとり欲しいって言ってるし、育休中に妊娠して産休と育休を延長しようかな~。そしたら3年休めるんだよね~”などと言っていて、身勝手すぎて気絶しそうになりました。育児休業給付金をもらうためだけに会社に籍を置いているとしか思えません。迷惑なので、戻ってくる気がないならとっとと退社してほしいです。どうすればいいですか?」

地域によっては、保育園の数が足りず、働きたくても子供の預け先がなくて復職できない…という女性も少なくありません。その人たちも大変ですが、欠員が出たことで、現場の人たちの仕事の負荷が増えているのも事実。そして、次の春からの保育園入所可否が出始める今、続々と「保育園に落ちて育休延長」を余儀なくされているママたちがいます。と同時に、現場では「育休延長のせいでこっちの仕事の負荷続行」が決定……。この忙しさは春には終わると思っていたのに、さらに続くのかと思ったら、やりきれない心情の相談者さん。いったいどうすればいいのでしょうか。鈴木真理子さんに聞いてみましょう。

☆☆☆

育休は会社員の権利。奪うことはできません

相談者さんも、同僚の出産は、きっとお祝いしたことでしょう。育休が明けたら、また一緒に働こうね、とエールを送ったかもしれません。しかし、彼女が抜けてから仕事が多忙となり、早く帰ってきて~と思いながら日々をやりくりしていたのでしょうね。人間というのは、リミットが決まっていれば、なんとか踏ん張って頑張れるものです。でも、それが延長となって、ゴールが見えなくなってしまうと、頑張る気力を失ってしまう。そして、その原因を作ったもの(今回は育休中の同僚ですね)に怒りの矛先が向いてしまう、というのはよくわかります。しかも、こちらの大変さをよそに、のろけまがいのことを言われたら腹が立つのも当然です。でも、いったん落ち着きましょう。ハラワタが煮えくり返っていれば、いい発想は生まれません。

まず、理解すべきなのは、産休、育休は会社員の権利であり、誰も奪うことはできないということです。

確かに、育休中の社員は現場の仲間にとって戦力外、お荷物ですよね。しかし、働き方はその人の自由です。他人が働き方を決めたり、強制してはいけないのです。当然、「妊娠したら会社を辞めるべし」なんていうのは時代錯誤ですし、「育休を延長するんだったら、みんなのためを思って一回会社を辞めてくれ」というのも完全なるマタハラです。あなたが非難、意見するべき相手は、育休中の同僚ではないのです。

1 2