仕事&マネー 消費税が上がる前にワンルームマンションを購入したほうがいいのでしょうか?Y.Kさん(33歳 メーカー勤務)

会社や繁華街が近いという理由で都内23区内の賃貸のワンルームマンション(28㎡)に住んでいるのですが、家賃は13万5000円。便利な場所なので、物件自体にはとても満足しているのですが、このまま家賃を払い続けるのもどうかなと思っています。もしマンションを購入するのなら、消費税が上がる前のほうがお得。思い切って購入しようかどうか、悩んでいます。

A必ずしも消費増税前の価格が安いわけではありません。じっくり検討しましょう。

Kさんの12月の家計簿

収入
給料(手取り) 338, 000円
月収合計 338, 000円

支出
家賃 135, 000円
食費 55, 000円
水道光熱費 18, 000円
通信費 11, 500円
交通費(自費) 5, 300円
車輌費 0円
教育費 12, 000円
交際費 37, 000円
服飾費 20, 000円
医療費 0円
保険料 9, 800円
雑費 12, 600円
積み立て貯金 20, 000円
その他 0円
支出の合計 336, 200円

収支 1, 800円
1か月 135, 000円
年間 1, 620, 000円
この先2年住むとして 3, 240, 000円
この先4年住むとして 6, 480, 000円
この先6年住むとして 9, 720, 000円

今年4月から消費税が5%~8%にアップします。増税前にマイホームを購入しておきたいと、マンションのモデルルームや住宅展示場には、駆け込み購入者が殺到しているようです。不動産経済研究所の調べでは、首都圏の11月のマンション販売戸数は前年同月比22.3%増の5006戸。契約率は79.6%で、10カ月連続70%を上廻るという盛況ぶりです。

首都圏のマンションの1戸当たりの平均価格は2013年上半期で4736万円。前年同期は4517万円だったので、219万円(4.8%)も上昇しています。円安で輸入資材の価格が上がっていることや、東北の復興需要で人件費が上がっているなど、理由はいろいろとありますが、消費増税前で需要があるだけに、強気な価格設定になっていると思われます。

ちなみにマイホームを購入する場合、土地には消費税がかかりません。仮に3000万円の物件で土地価格が1500万円、建物価格が1500万円だとすると、消費税が3%上がっても、増える負担は45万円。なにもマンション価格が高い今、急いで購入する必要はないのではないかと思います。

それにマンションやアパートなど、居住を目的とする物件の家賃は非課税なので、消費税が8%になるからと言って、必ずしも家賃がアップするわけではありません。また消費増税後は住宅需要が冷え込むことが考えられるので、マンション価格も安くなりそう。ですから焦らずじっくり待って、気に入った物件を探してみるのも、ひとつの方法ではないでしょうか。

ただ、手取りに対する家賃は、3分の1を超えると生活をかなり圧迫してきます。現在、手取りが33万8000円ということですので、妥当な家賃は11万2600円程度。そのために月々の支出が圧迫されているようなので、次に転居をする際には考慮してください。

住宅ローン控除の思わぬ落とし穴!

マイホームを一定の条件のローンを組んで購入すると、年末のローンの残高に応じて税金が安くなります。この住宅ローン控除は現在、最大控除額200万円ですが、2014年4月~2017年12月には、最大控除額が400万円に拡充されます。さらに、所得が一定以下の人には、国が補助金を出すことになっています。借入金が多くなる人は、住宅ローン控除のことも考えておくといいでしょう。

賢人のまとめ

消費増税になると言っても、すべてのものの価格が上がるわけではありません。土地の購入やマンションの家賃については非課税なので、それらを踏まえ、実際に増える負担がいくらになるのかを考えてから行動しましょう。