仕事&マネー 小型犬を飼っています。ペットは病院にかかると、医療費が高額になると聞きました。もしものときのために備えておきたいのですが、どんな方法がありますか?M.Kさん(31歳 販売員)

先日、友達のワンちゃんが病気になり、医療費がかなりかかったという話を聞きました。今までエサ代は気にしていましたが、病気やケガのことまでは考えていなかったので、もし何かあったときに満足のいく治療をしてあげられるのか心配です。今の生活に無理なく備えるための方法があれば教えてください。

A万が一の場合に備えてペット保険に入ることをおすすめします。

Kさんの1月の家計簿

収入
給料(手取り) 238, 000円
月収合計 238, 000円

支出
家賃 73, 000円
食費 48, 000円
水道光熱費 13, 700円
通信費 11, 500円
交通費 3, 500円
教育費 0円
交際費 28, 000円
服飾費 18, 000円
医療費 0円
保険料 0円
ペット関連 10, 200円
雑費 8, 700円
積み立て貯金 20, 000円
その他 0円
支出合計 234, 600円

収支 3, 400円

ペット関連(A)
フード・おやつ 3, 300円
トイレシート 1, 400円
トリミング 5, 500円
合計 10, 200円
ペット保険料(アニコム損害保険の場合)
ふぁみりぃ 70%プラン 3, 300円
ふぁみりぃ 50%プラン 2, 510円

ペットを病気やケガなどで動物病院に連れていった場合、医療費が予想以上に高額になったというケースが少なくありません。その理由はペットには公的な保険がないので、医療費は飼い主が全額負担しなければいけないからです。

こうした場合に備えて、民間の保険会社がペット専用の保険「ペット保険」というものを取り扱っています。ペット保険には大きく2つのタイプがあり、実際に支払った医療費の中から所定の割合を保障する「定率保障タイプ」と、実際にかかった医療費の金額に関わらず、一定の金額を保障する「定額保障タイプ」に分かれています。中でも取り扱いが多いのが、定率保障の70%もしくは50%という保険。これは保険に加入している動物が病気やケガをした場合、医療費の70%や50%を支払限度額内で支払ってもらえるというものです。

業界最大手のアニコム損害保険の場合、「ふぁみりぃ70%プラン」と「ふぁみりぃ50%プラン」の2種類の商品を用意。保険料は動物の種類(犬、猫、鳥、ウサギ、フェレット、犬の場合は犬種も)や年齢などによって細かく区分され、例えば1歳のトイ・プードルの場合、「ふぁみりぃ70%プラン」では年間保険料が3万6010円(月額3300円)、「ふぁみりぃ50%プラン」だと年間保険料が2万7320円(月額2510円)となっています。

ペット保険にはこうした本格的なものだけでなく、安い保険料で短期間の補償に対応した少額短期保険業者(ミニ保険会社)の商品もあります。疾病または傷害による入院給付金などは80万円以下、ペット保険については保険期間2年以内など、さまざまな制約がありますが、1歳の小型犬で月額890円など、保険料が比較的安いところが特徴です。ただし、保険会社が破綻した場合に、業界全体で顧客保護を図る「契約者保護機構」の対象にはなっていないことは覚えておきましょう。

ペット保険の平成24年の契約件数は、前年比19.3%増の約73万件(富士経済調べ)に達するほどです。月額3000円程度であればKさんにも捻出できるので、加入を検討してみてはいかがでしょうか。なおペット保険を選ぶときには、自分のペットがかかりやすい病気が補償の対象になっているかどうかを確認しましょう。またペットの場合、長期入院するケースは意外に少なく、重病でも家で面倒を見るケースが多いようです。このため、通院の補償がちゃんと付いているかどうか、確認することも大切です。

ペット保険の思わぬ落とし穴!

ペット保険の保険金を受け取る場合、ペットの医療費を支払った後に、請求するのが一般的です。つまり一旦は医療費を全額支払わなければいけないということ。保険会社の中には、提携病院などを利用した場合、保険証券などを提示することで、自己負担分のみを支払い、後は保険から支払いをしてくれるものもあります。貯金に余裕がないのなら、このような保険会社を選ぶことを検討してみてください。保険の手続きもラクだと思います。

賢人のまとめ

いざという時のことを考えると、入っておきたいペット保険。とはいえ、全額負担してもらえるわけではないので、普段からペット用の貯金を準備しておくのが良いでしょう。また、これからペットを飼う人は、「動物取扱業者」として登録された販売店舗でペットを購入すると、購入者に対する対面説明が義務づけられているので、動物の健康状態をちゃんと把握することができます。