仕事&マネー 先日、叔父の納骨に行った時に、このまま独身だったらお墓をどうしたらいいのか、急に不安になりました。実家のお墓は父の死後、兄が新しく建てたもので、そのお金は兄夫婦が出しています。そこにお世話になるのは気が進まないし、かといって自分でお墓を建てるとなると一体いくらかかるのか……。いまから積み立てなどをしておいたほうがいいのでしょうか?T.Tさん(42歳 インテリアコーディネーター)

A女性だけが入れる共同墓が人気です

Tさんの3月の家計簿

収入
給与(年収) 5, 800, 000円
月収(約) 483, 000円

支出
家賃 155, 000円
食費 65, 000円
水道光熱費 18, 000円
通信費 16, 000円
交通費 12, 000円
車輌費(駐車場含む) 42, 500円
教育費 0円
交際費 45, 000円
服飾費 32, 000円
医療費 2, 500円
保険料 22, 000円
雑費 12, 600円
積み立て貯金 50, 000円
その他 0円
支出合計 472, 600円

収支 10, 400円 A
月1万円を墓購入費用で貯金した場合(A)
5年(Tさん47歳) 600, 000円
10年(52歳) 1, 200, 000円
20年(62歳) 2, 400, 000円

独身女性の場合は、本来であれば、実家のお墓にお世話になるのが一般的。ですが最近は独身女性が増えたためか、女性だけが入れる共同墓が登場し、人気を集めています。共同墓とは、大きな石碑や供養塔などの地下の納骨スペースなどに、共同で納骨するお墓のこと。

そのほとんどが恒久的に供養をし続ける永代供養墓なので、自分が亡くなった後の心配がありません。また墓石を個人で購入する必要がないので、個人のお墓に比べて安価になります。

ちなみにお墓を買う時には、墓石代、永代使用料、管理費などがかかります。墓石はピンキリですが、130万円前後が多いよう。墓石を置く土地の永代使用料は、立地条件やアクセス状況によっても異なりますが、50万円前後が目安です。ただし、東京では100万円を超えるケースも。管理費は、墓を管理してもらうランニングコストのようなもので、首都圏だと年間1万円前後が多く、一括支払いのところもあります。

それに比べると共同墓は全体で20~80万円くらいが目安です。バラの庭園にお墓が造られていたりと、女性向けに考えられているところもあり、50代、60代のおひとり様の女性が“墓友”を求めて予約するケースが増えています。そのほかペットと一緒に入れる共同墓や、ハワイなどで海洋散骨するツアーも人気のようです。

お墓に対する概念はここ10数年で随分、変化しているので、実家のお墓に入る以外の選択肢が複数あります。まだ死を考えるまでには時間があるので、Tさんの納得のいく方法をじっくり考えてみられてはいかがですか?

共同墓の思わぬ落とし穴!

共同墓の募集はお寺のほか、NPO法人や企業、団体などが行なっています。お墓そのものは法律で守られているのでなくなることはありませんが、主体となる団体がなくなることはあり得ます。仮にその団体が倒産や廃業した場合などに、その後の対応がどうなるのか、確認しておくといいでしょう。

賢人のまとめ

共同墓は個家族向けなので、生前に予約されるケースが多いです。もしTさんが死後の不安を解消した方が安心できるのなら、お墓を予約しておくのもひとつの方法。お墓の永代使用料には消費税や固定資産税などがかかりません。ただTさんはまだ42歳。今から少しずつ貯金して、50代、60代になってから考えても遅くはないと思いますよ。