仕事&マネー 新型コロナが原因で仕事を休んだら傷病手当金はもらえるの?

あっという間に4月になってしまいましたが、ついに緊急事態宣言が出てしまうところまで感染拡大中の新型コロナウイルス。ここまで影響が大きくなってくると、自分もいつ感染してもおかしくないと、不安に拍車がかかっている人も少なくないでのではないでしょうか。万が一、感染して仕事を休むことになった場合、心配なのがお金のこと。今回は、業務外の病気やケガで休業した場合に支給される「傷病手当金」についてお話します。

そもそも傷病手当金とは

病気やケガなどで会社を休む場合、生活していけるのか、お金のことが心配になりますよね。業務外の病気やケガなどで会社を休む場合、ぜひ活用したいのが「傷病手当金」です。

会社員や公務員の人は健康保険に加入していると思いますが、傷病手当金は、健康保険に加入している人が業務外の病気やケガで連続する3日間を含む4日以上仕事に就けなかった場合に、健康保険に申請すると支給されます。この待機期間をきちんと3日間とっていないと支給されません。待機期間をクリアすれば、同じ病気でその後、飛び石で休んでも支給されます。この支給されない3日間は、年次有給休暇があれば、利用すると良いでしょう。支給期間は最大で1年6か月です。1年6か月も支給されるのですから、手厚い保障ですね。

また、お給料が支給されていても傷病手当金よりも少ない金額の場合は、お給料と傷病手当金との差額を受け取ることができます。ただし、お給料が支給されている場合は、傷病手当金は支給されませんので注意が必要です。

傷病手当金の1日あたりの金額は、

「支給開始日以前12か月間の各標準月額を平均した額÷30日×2/3」

ざっくりいうと、毎月のお給料の総額の2/3がもらえることに。

申請は加入している健康保険の組合・協会に対して行ないます。ウェブサイトなどで申請書を入手して記入し、会社と医師の証明を受けたうえ、会社経由で申請します。

新型コロナに感染して休業した場合も傷病手当金の支給対象

新型コロナウイルスに感染して休業した場合も、他の病気やケガで休業する場合と同様に傷病手当金が支給されます。

また自覚症状はなかったものの、検査の結果「新型コロナウイルス陽性」と判定され、療養のため休業する場合にも傷病手当金が支給されます。さらに、自覚症状があり自宅療養をしていた場合にも、支給されることになっています。

ちなみに、今のように先行き不透明なときには、いろいろと不安なことが多いもの。普段メンタルが強い人でも、不測の事態を前にして、心が病んでしまうというケースもあるでしょう。仮に、心のバランスを崩し、うつ病になってしまい、会社を休んだ場合でも傷病手当金は支給されます。

なお、申請には医師の意見を記載した証明書が必要ですが、自覚はあったけど、医師の診察を受けずに自宅待機をしてしまったなど、やむを得ず医師の証明を受けられない場合には支給申請書にその旨を記載し、会社からその期間休業していたことを証明する書類をもらい申請することで、傷病手当金を支給してもらうことができます。

一方、傷病手当金が支給されないケースもあります。傷病手当金が支給される前提は、「就労ができない状態であること」。例えば、本人は自覚症状はないけれど、家族が新型コロナウイルスに感染して濃厚接触者になったなどの理由で休暇を取得した場合、家族が感染したとしても就労ができない状態でないのであれば、傷病手当金は支給されません。

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