仕事&マネー コロナ禍だからこそお金を少しでも増やしたい!月1万円から始められる積立投資術

みなさん、こんにちは。ファイナンシャルプランナーの高山一恵です。新型コロナの影響で先行き不透明な中、個人マネー相談にいらっしゃる方が増えています。中でも多いのが「少しでもお金を増やしたいけど、何から始めたら良いのかわからない」という相談。イマドキの投資は、お小遣い程度の金額があれば始めることができますし、初心者でもトライしやすい商品が続々と登場しています。そこで、今回は、月に1万円から始めるのに最適な初心者にオススメの投資商品をご紹介します!

投資信託なら「つみたてNISA」「iDeCo」

つみたてNISA

ひとくちに投資商品といってもいろいろありますが、初心者が始めやすい投資商品といえば、「投資信託」です。そもそも投資信託とは、投資家からお金を少しずつ集めてひとまとまりにし、そのお金をファンドマネージャーと呼ばれる専門家が運用する金融商品です。投資信託の中身は、株式や債券、不動産など様々な商品に分散されています。よく資産運用では、「分散投資が大切」と言われますが、投資信託一つ一つが分散投資の役割を果たしています。こう考えると、投資信託は自分で株式や債券の分散を行わなくて良いので、便利な商品と言えます。

とはいえ、現在、投資信託の数は約6,000本もあり、初心者にとっては、自分に合った投資信託を選ぶことが自体、ハードルが高いでしょう。そこで、オススメなのが「つみたてNISA」です。

なぜなら、つみたてNISAで買える金融商品は、国が定めた一定の基準を満たした投資信託・ETFだからです。もちろん、基準を満たした金融商品がすべて値上がりするとは限りません。しかし、明らかに初心者に不向きなものや積立投資に適さないものは除かれるので、投資先を選びやすくなります。

加えて、つみたてNISAで投資した投資信託から得られた利益は非課税になります。現在、NISA口座ではなく、特定口座や一般口座で投資をして利益が出た場合には、その利益に対して20.315%の税金がかかります。例えば、3万円の利益がでたとしたら、通常は約6,000円の税金がかかりますが、NISA口座を活用すれば税金はかかりません。6,000円あれば、贅沢な食事を楽しむことができますよね。
つみたてNISAは、年間で40万円までの投資に対して、そこから得られる収益は20年間非課税になります。投資するときには、商品選びも大切ですが、税金など売却した場合の出口のところもしっかり考えて投資するようにしたいですね。ちなみに、つみたてNISAは、金融機関によっては、100円からスタートすることができます。

iDeCo

つみたてNISAは20年という長い期間非課税な上に、ラインアップされている商品も国が定めた一定の基準をクリアした商品なので、初心者が始めやすいのですが、節税という観点からすると、「iDeCo」に軍配が上がります。

iDeCoの大きなメリットは、「毎月の掛け金」「運用期間中」、「年金の受取時」の3つの場面で税制優遇があること。中でも掛け金の全額を「所得控除」できるのは大きなメリットです。税金は、税込収入から様々な「所得控除」を差し引いた「課税所得」に対してかかります。つまり、所得控除が増えるほど、支払う所得税が減るので、この制度を利用すると大きな節税が可能です。iDeCoの掛け金は、「小規模企業共済等掛金控除」という所得控除を受けられます。

掛け金の上限金額は、自営業者、会社員、公務員など、属性により異なりますが、いずれも5,000円からスタートすることができます。

例えば、課税所得が300万円程度の会社員がiDeCoに加入し、毎月1万円を拠出したとすると、年間の掛け金の合計金額は12万円になります。そして、この12万円はその年の給与所得から減額できるので、仮に所得税率が10%の人なら、所得税が約1万2,000円節税になり、住民税(一律10%)と合わせると約2万4,000円も節税になります。毎年12万円を貯めつつ、2万4,000円の節税になるのですから、お得な制度ですね。

iDeCoの運用商品は、定期預金、保険、投資信託から選ぶことができますが、運用益の非課税のメリットも活かすには、投資信託を選ぶと良いでしょう。ただし、iDeCoは、基本的に60歳まで引き出すことができないので、その点は注意が必要です。

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