仕事&マネー お金を貯められない原因は「現在バイアス」にあり!惑わされずに貯めるには?

みなさん、こんにちは。ファイナンシャルプランナーの高山一恵です。東京オリンピックが始まりましたね。連日、日本選手の活躍に興奮しております!さて、コロナ禍の影響が長引いている中、将来に向けてお金を貯めたいというご相談が増えていますが、なかなかお金を貯められないという人も少なくありません。お金が貯められない人の多くは、行動経済学でいうところの「現在バイアス」に惑わされています。

お金をもらうならどちらを選ぶ?

突然ですが、読者のみなさんに質問です。みなさんはAとB、どちらを選びますか?

A「いますぐ100万円をもらう」

B「1年後120万円もらう」

おそらく多くの人がAを選んだのではないでしょうか。目の前に100万円があれば、今すぐ欲しいと思うのは当然ですよね。

ただし、頭を冷やして考えてみると、1年待てば100万円に20万円もプラスされて120万円もらえるのです……!

上記のケースのように、「将来の利益を軽視し、現在の利益を重視すること」を行動経済学では、「現在バイアス」と言います。

人は、将来の利益よりも目の前の利益を優先する

1年待てば120万円もらえるということは、100万円に対して20%の金利が付くということです。

現在の大手都市銀行の普通預金の金利は0.001%と、超がつくほどの低金利。いまどき20%の金利がつく商品なんて夢のようですね。そう考えると、1年後に120万円もらえるBを選ぶ方が断然お得です。

でも、頭では理解していても、人は、今の欲望を満たしたいというバイアスがかかりやすい傾向にあります。

自己投資についても、同じことがいえます。

例えば、健康維持のためにヨガに通ったり、スポーツクラブに通ったりして体を鍛えた方が良いことは分かっているけれど、月謝代もかかるし、通うのも面倒くさい。今は特に体調が悪いわけではないし、友達と飲みに行ったり、遊びに行ったりした方が楽しい。やっぱりこのままでいいや!と思ってしまうケースは少なくないのではないでしょうか。

こう考えると、お金を貯めることができる人というのは、少なからず、目の前の欲望に打ち勝つことができている人と言えます。目の前に欲しい物があっても、将来のために貯蓄をしているわけですね。

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