仕事&マネー 2022年は「サイドFIRE」を目指そう!

みなさん、明けましておめでとうございます!いよいよ2022年の幕開けですね。本年もどうぞよろしくお願いします。

さて、昨年は若い世代を中心にFIREが話題になりましたが、FIREを実現するためには、極端な節約で投資金額をできるだけ確保し、生活費のほとんどを投資する必要があります。そこで、提案したいのが、働きながら無理をせず投資で稼ぐ「サイドFIRE」という方法です。今回は、「サイドFIRE」についてお話します。

女性こそ経済的自立が必要!

そもそもFIREは、「Financial Independence, Retire Early」という言葉の頭文字から生まれた造語。経済的に自立し、早期退職を目指すといった意味です。言い換えれば、不労所得を作り、働くことから解放されて自由に生きていこうということです。

読者の方の中にも早期退職をして自由に生きていきたいと思っている方も多いと思いますが、早期退職するかどうかは別として、私は女性こそ積極的に資産運用を取り入れて経済的自立を目指すことが必要だと思っています。

というのも、女性は男性に比べて長生きだからです。厚生労働省「令和元年簡易生命表」によると、2019年の日本人の平均寿命は、男性81.41歳、女性は87.45歳。男女で6歳ほどの差があります。しかも、平均寿命は伸び続けています。ですから、シングル女性だけではなく、結婚している場合でも、女性の方が最期をおひとりさまで過ごす可能性が高いのです。

また、今の時代、結婚したとしても離婚するケースは珍しくありません。厚生労働省「人口動態統計」(2019年)によると、2019年の婚姻数は約59.9万件、離婚数は約20.8万件となっています。女性は男性に比べて年収が低い傾向にあり、離婚したいと思ってもその後のお金や仕事にメドが立っていないと、離婚に踏み切ることすらできません。万が一に備える意味でも、経済的自立は大切なのです。

無理せず目指せる「サイドFIRE」とは

では、実際にFIRE を目指すとなった場合、FIREを実現するカギは「日々の節約」と「投資」にあります。FIREでは、日々節約を行い、節約で浮いたお金をできるだけ投資に回していき、投資で得られた収入で生活することを目指し、経済的自立を果たそうというわけです。具体的には、「支出を減らす→投資を増やす→不労所得を得る」という手順でFIREを目指します。

リタイアしたい年齢が具体的に決まっている場合は、まずリタイア後の年間の生活費がいくら必要なのかを考えます。そして、その年間の生活費を年間の資産運用収入でまかなうために、いくらの資産(FIRE資産)を用意すればよいのかを考えます。

FIRE資産がわかったら、支出削減に取り組みます。FIREの早期リタイアは、億万長者が豪華な暮らしをするものとは違います。FIRE後の生活は比較的質素です。FIRE実践者の中には豊かな暮らしをしている人もいますが、多くの方は最低限の生活費を投資資産から得られる収入でまかなうというスタイルです。

最終的に、「不労所得>生活費」となればFIRE達成です。不労所得が生活費を上回っていれば、計算上、資産を減らさずに生活ができます。

必要なFIRE資産の目安は「年間支出の25倍」。これは、米国のトリニティ大学の論文をもとにした「4%ルール」の考え方によるものです。米国の株式市場は毎年インフレ控除後で実質4%の成長をしているので、「投資元本(100%)÷年間支出(4%)」、つまり年間支出の25倍の資産があれば、FIREが実現できる、というのです。

たとえば、年間支出が300万円だとすると300万円の25倍ですからFIRE資産は7500万円必要になるという計算です。

実際に7500万円を目指すとなると、かなりハードルが高いのではないでしょうか。

そこで、ぜひ目指したいのが、勤労収入+資産運用収入を組み合わせる「サイドFIRE」です。例えば、年間支出が300万円だとすると、資産運用の収入は100万円を目指し、残りの200万円は勤労収入で得るという場合であれば、100万円の25倍ですからFIRE資産は2500万円用意すれば良いということです。

これなら実現の可能性はぐっと高まりますね。

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