仕事&マネー お給料が伸びない時代は、節税の知識を身につけて手元のお金を増やそう!

みなさん、こんにちは。ファイナンシャルプランナーの高山一恵です。日本人の平均賃金は先進国で最低クラスのようですが、実際、バブルが崩壊してから約20年もの間、日本人のお給料は上がっていません。お給料が上がらない時代には、節税の知識を身につけて、少しでも多く手元にお金を残すことが大切です。今回は、日本人のお給料の状況を確認しつつ、会社員でもできる節税についてお話します。

給与がなかなか上がらない時代、節税の知識を身につけることはマスト!

20年間、日本人のお給料は上がっていない

読者の中にも「一生懸命働いている割には、お給料が上がらない…」「お給料が少なくて生活に余裕がない…」と思っている人は多いのではないでしょうか。

2021年9月に発表になった「民間給与実態統計調査」によると、日本人の平均給与は、433万円とのこと。2008年に100年に1度の金融危機といわれ、世界的に不況に陥った「リーマン・ショック」により2009年の日本人の平均給与は、405万円まで下がったので、その時よりはいくらか増えています。

とはいえ、バブルが崩壊して以降、特に1990年代後半から日本人の給与は上がっておらず、2000年時点では、日本人の平均給与は、461万円でした。20年以上経っても平均給与が上がっていないことがわかりますね。

参考までに男性の平均給与は、532万円、女性の平均給与は、293万円です。また、正規雇用者の平均は495万円、非正規雇用者の平均は176万円とのこと。平均給与には男女差や雇用形態の差があることがわかりますね。

給与が2倍になっても、手取り金額は2倍にならない

こういった状況からなんとか給与を上げようと努力している人も少なくないと思いますが、仮に給与が2倍になったとしても、手取りの金額は2倍にはなりません。

下の図表は、年収300万円〜2,000万円まで、年収が10万円増えるごとの手取り金額を示したグラフです。年収が上がるごとに特に所得税が増えているのがおわかりになるのではないでしょうか。

これは、日本では、所得税の税率は「累進課税」といって、所得に応じて5%〜45%段階的に増えるためです。

つまり、給与は上がりにくいうえ、仮に上がったとしても税金や社会保険料が高くなるため、手取りを増やすのが難しいという現状があるわけです。

年収300万円〜2000万円までの手取り額の推移
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