仕事&マネー 【貧困女子】給料前借で服を買い、親の老後資金を使い込む……“私は特別”という病~その1~

「小さいころからいろいろカン違いをしていたんだと思います。“私は特別”という世界で生きてきました。父と同じように地元の公立校で中学校まで過ごし、ほぼトップの成績で都立の進学高校に入学。それから、名門私立大学に入り、現実を直視しました」

“現実”とは、恵まれた人が、効率的なショートカットを行ない、庶民が欲しいものを手に入れる人生のこと。

「高校時代、私は勉強漬けだったのですが、エスカレーターで進学してきた人たちは、そんなことをしていません。また、名門私立中高一貫校を卒業した人たちは、受験のエキスパートたちの教育を受けている。だから思考方法とか、問題の傾向とかを6年間の学校生活でみっちり訓練しているんですよ。それはすごく効率的で、私の勉強方法とは全然違う。しかも私の勉強方法は暗記とパターン学習の繰り返しだけど、私立育ちの子は、発想力と応用力が桁違い。自己肯定感が高くて、キラキラしている。それに、コミュ力もすごく高い。自己プロデュースを訓練されているんですよ。スタート地点から全然違うんです」

そんな彼らと比肩するには、ファッションが不可欠だったそう。佳衣子さんは親に無理して買わせたものを、さも普通であるかのように、使っていたといいます。

「18歳の時に、初めて感じたコンプレックスは強烈でした。そこから際限がない浪費が始まるんですよね」

毎月、100万円近い金額のカード請求がやってくる。

親の老後資金1000万円を使ってしまい、父から最後通牒を突き付けられる……~その2~に続きます。

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