仕事&マネー 【貧困女子】疫病神体質と整形依存、43歳女子が徹夜で作詞する相手と、さまよう都会の闇~その1~

パソコンを導入してから、友美恵さんも含めて、事務員全員が解雇されてしまいます。

「いきなり無収入にするって、すごい決断ですよね。でも、リストラに踏み切ったのは兄でした。幸い、母は兄夫婦が引き取ってくれて、維持費がかかる家も処分して、私と母に分配してくれました。500万円くらいだったかな」

友美恵さんは、お兄さんに対して恨みを持っている様子でした。幼いころから、「デブ、ブス」とからかわれる。容姿端麗なお兄さんは、いじめられっ子キャラの妹が許せず、陰に日向にいじめを繰り返したといいます。

「多感な中高生時代に、兄から容姿について執拗に攻撃されたので、病みました。ウチの女子高には兄のことを好きな子がたくさんいて、ラブレターを託されたのですが『ブスの友達はブスだろ。キモいんだよ』と言い捨てられた。さらに『オマエ、友達にいい顔して適当なこと言うんじゃねーぞ』と釘を刺されたのです」

お兄さんの言うことをつい聞いてしまう友美恵さんは、言われた通りに友達に伝えると、絶縁されてしまったそう。友達の気持ちよりも、お兄さんを優先するのは、友美恵さんに対する態度が冷淡で報復が怖かったから。

「兄が5歳の時に私は生まれたのです。それまで『跡取り息子』とちやほやされていたのに、父と母が私ばかりかわいがるようになったことを、本気で怒っていたようです。私が幼稚園の時に、父が海外出張帰りにお姫様のようなドレスを買ってきてくれたのですが、それを見て『ブスに服を着せても無駄だ』とか『バカを甘やかすと、ますますバカになる』などと言っていたらしいのです。自分は東京の大学を出してもらって、留年までして、あんたの方がバカじゃない、と声に出かかったことがありますが、そんなことを言ったら殴ってくるのでやめました」

短大卒業以来、ずっと勤務していた会社を解雇されたとき、友美恵さんは28歳。パソコンも使えず、仕事という仕事はしたことはありません。

「私が8年間やっていたことは、決められた時間に会社に行って、言われたことをするだけでした。地元の会社で働こうとしても、どこも採用してくれません。パソコンの使い方がわからないので、兄にお金を出してもらってパソコンスクールに行ったのですが内容が高度すぎてついていけない。それで夜の仕事を始めたところ、すごく人気になってしまって、一時期は月に80万円も稼いでいたんです」

夜の仕事の時、ナンバーワンの人気は若い美人だったけれど、ナンバースリー以降でリピーターが多いのが、アラサーの女性だったといいます。

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