仕事&マネー 【貧困女子】うつ病で無職生活に、寒い部屋で昼夜逆転の闘病生活~その2~

「なんとなく、通院していることを自分自身が受け入れられないのと、人に知られたくないので、電車で1時間かけて遠くの病院まで行っていたんです。今思うとバカバカしいのですが、当時は必死でした。聴覚過敏は激しくなり、歩道を歩いていたときに自転車のベルの音を鳴らしたオバサンに、『うるさい!!ここは歩道でしょ』と怒りを爆発させ、周囲の人から不審な顔をされていました」

2週間目には、吐き気、震え、ひとりごとが止まらなくなったそうです。

「あのときの私は、ヤバかった。会社でもほぼ無視されていましたし、私のストーカーをしてきた男性も、近寄らなかったですもん。満員の女性専用車両に乗って、人の肌の感じに触れる20分程度の時間が、私にとっての癒しでした」

それから、適応障害からうつの診断が下り、医師は「診断書を書きます。仕事を休んで休養してください」と言ってくれたそうです。

「そのときに、診察室で涙が止まりませんでした。限界なんだと感じ、派遣元に行きました。とりあえず、休職は受理されたものの、『三枝さんの苦情はすでに入ってきています。それに、うつを言い訳にしないで欲しい。みんな、うつでも頑張っているんです。社会人としていかがなものかと思う』と言われたのです。この時に、私の人生は終わったと思いました」

貯金は35歳まで13年間も、働いたのに120万円しかなかったそう。

「もともとの手取りが少ないから、これでも貯めた方だと思います。派遣で仲良くなった子は、生活費が足りずに、夜の仕事をしていました。今の20~30代の派遣社員は、よほどのスキルがない限り、時給は上がらない。私は商学部だったのでエクセルと簿記ができるのでそこそこ時給は高かった。でも私よりはるかに安い時給で、商業高校出身の女の子が働かされていました。彼女の方が仕事がデキたので、いろんな意味でショックでした」

医師にも『ある程度、心身のエネルギーを取り戻したら、人に会って、社会復帰を考えてくださいね』と言われたんですが、そんなのムリ。私なんて、全然だめです」

医師から、うつ病の改善の一助となる、ヘム鉄などサプリメントをすすめられたそうです。

「でも、貯金が目減りするのが怖くて買えないんです。でも、医師には『買いました、飲んでます、効いています』とウソをついてしまう。今日、こうして外に出られているのは、家賃の引き落としから2週間経過しているから。あの引き落とし日の身を切るような苦しみは、寝込むほどです。これから、本気でヤバくなったら、子供のころに宗教で知り合った人に会いに行こうと思います。平和と平等について説いているので、きっと助けてくれると思うんです」

現在の主食は激安の食パン。咀嚼せずに食べられるのがいいという。スーパーの閉店間際に駆け込み、値引きされたサンドイッチを買うという。

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