仕事&マネー 【貧困女子】専業主婦を夢見ているのにバツ3…、依存体質女子の人生のツケ~その1~

女性誌『Suits WOMAN』で注目を集めた「貧困女子」。これは、普通の毎日を送っていたはずが、気がつけば“貧困”と言われる状態になってしまった女性たちのエピソードです 。

藤島優奈さん(仮名・40歳)は派遣社員をしていますが、コロナ禍で仕事がなくなり、実質は無職だといいます。現在は一人暮らしで、ここ20日間ほど、まともな食事を口にしておらず、貯金はゼロ円。

「ずっとラクな仕事がしたいと思っていた……というよりは、専業主婦になりたかった。私、働くのが嫌いなんです」

優奈さんは、商社勤務で高学歴エリートの父親と、専業主婦の母親の家庭で育ちました。2歳年上の兄がいるのですが、兄は社会的になじむことができず、多くの問題を抱えたまま実家で暮らしているそうです。

「これは私の分析ですが、父親は兄を自分が行けなかった大学に進学させたかったんですよ。それで、父は兄を熱血指導していた。母は父が息子を殴ろうが蹴ろうが、見て見ぬふり。自分が死にそうになっているのに、母が助けてくれないという経験をすれば歪みますよね。まあ、兄はクソなので、そうされても仕方ないと思いますが」

一方、優奈さんは、のんびり育つ……というより、放任されました。教育熱のすべてが兄に向っていたからです。

「もともと一人でいるのが好き。家も大きかったし、ずっとマンガばかり読んでいました。私はあまり覚えていないのですが、私が3歳くらいまで、父親が赴任していた西ドイツ(当時)で生活していたこともあるんですよ。とりあえず、私はお嬢様っつーことで、労働意欲がないことは勘弁してもらっています(笑)」

やりたいことは特にない。専業主婦になりたかった。

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