仕事&マネー 【貧困女子】高学歴女子がブラック企業にツブされ貧困に……その1

本誌『SuitsWOMAN』春号でも大反響の「貧困女子」。これは、あるときまでは仕事をし、都会的な生活を送っていたのに、ちょっとしたきっかけで、明日食べるものも困るような貧困生活を送ることになってしまった女性たちのレポート。ここでは、本誌では紹介しきれなかった、彼女たちの“リアル”をレポート。

 

 小林雅子さん(仮名)は、天海祐希さんを思わせるクール系美人。現在34歳で横浜市のはずれにある実家にパラサイトしている。月収は5~7万円で、クラウドソーシングで翻訳の仕事を受けたり、ブログメディアの原稿を書いて日銭を稼いでいます。

実は彼女は高学歴女子。神奈川県内にある中高一貫中堅女子高校を卒業後、一浪して四谷にある名門私立大学に入学。その後、大手広告代理店に入社。しかし、その世界になじめず、1年で退社したことが、そもそもの転落の始まりだったと語ります。

「大手広告代理店時代の年収は500万円くらいありました。新卒なのに、今の8倍です(笑)。でも幸福度はどっちかな? どっちもどっちかもしれません。会社に支配されるか、お金に支配されるか……。広告代理店時代、私は営業だったのですが、今でも夢に出てくるほどつらい日々でしたね。周りは男ばっかりで、上下関係がすべてを支配する体育会系。毎晩深夜まで残業し、それから飲みになります。上司の言うことには絶対服従。それに、クライアントのために何でもしなくてはなりません。

私が新人時代、クライアントの担当者のタバコが会食中に切れたことがありました。でも、そのとき私は予備を買っておいてスッと出せなかったんですね。会社の文化風土としては、クライアント様がタバコを吸っていたらその銘柄をおさえ、会食の時は予備を買っておき、タバコが切れたら差し出すのが“当たり前”だったのです。会食が終わり、タクシーを見送った後、“お前、ボーっとしてんじゃねーよ”とアラフォー上司(男)が激怒し、私の頭をバーンと平手打ち。あれは応えましたね。これがそもそもの辞めるきっかけになりました」

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