仕事&マネー 【貧困女子】 高学歴女子がブラック企業にツブされ貧困に……その2

本誌『SuitsWOMAN』春号でも大反響の「貧困女子」。これは、あるときまでは仕事をし、都会的な生活を送っていたのに、ちょっとしたきっかけで、明日食べるものも困るような貧困生活を送ることになってしまった女性たちの体験談です。ここでは、本誌では紹介しきれなかった、彼女たちの“リアル”をレポート。

高学歴女子、小林さんは大手広告代理店をパワハラで辞めてから、中堅出版社に就職した小林さん。その後、より激しい運命が待っていた……

なぜまた出版社に?

「自由度が高く、女性が働きやすいと思ったからです。でもどの業界もそうですが、恵まれた環境で働けるのは、超有名企業だけなんですよ。私が入った出版社は業界でも有名なブラック企業で、出版物をひとりに何冊も担当させ、フルスロットルで働かないと追いつかず……。

実家から通っていたのですが、それは給料が月に20万円を切っていたから。毎日9時から深夜3時まで働いても終わらない、という日々が続きました。でも、前の広告代理店のようなパワハラがなかったので、給料が安くてもそれなりに楽しかったですね。会社のみんなが大晦日も元旦もなく出社していると、“そんなもんかな~”と思ってしまうんですよ。人間は習慣に隷属してしまう生き物でもあるんですね。

私はここで、料理レシピ、ダイエット、ヴィンテージ雑貨、旅の本など、5年間の会社員生活で60冊くらい本を作りました。5年目からはへとへとになり、家から一歩も出られなくなり、うつ病になって休職を経て退職しました」

 

 社会人になって、6年間。29歳になるまでほとんど休まず働いていたという。

「この6年間で一生分働きました。でも貯金は全くなく、それどころか親から100万円借金しています。親が結婚資金として貯めてくれたお金を“絶対結婚しないから”と借りました(笑)。お金を使う暇がないと思うでしょうけれど、ずっと会社に缶詰めになっていると、スパやアルコールに使ってしまうんですよ」

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