仕事&マネー 【貧困女子】夢のカフェオーナーから、10年間借金地獄生活へ~その2~

 カフェをやめたきっかけは、7日間連続で売り上げが1万円を切ったこと。

「隣が有名チェーンですし、私のお店は2階にあったので、年配のお客さんがあまり入らないんですよ。それでも1日3万円は死守していたのに、連続して1万円を切ってしまったので、これでアウトだな……と廃業。開業時は周りにカフェがなく絶好の立地だと、カフェスクールの先生がアドバイスしてくれたのに、まさか隣にチェーンができるとは。アルバイトの方には半金を支払い、大家さんには事情を話して、現状のまま退居させてもらうことにしました。大家さんはそのあと、居抜きで賃貸に出し、今は別の方がバーをやって、繁盛しているそうです」

 

カフェを失うことは、家を失うこと。松本さんはとりあえず、埼玉県の実家に帰る。

「27歳なのに、30代後半くらいの老けた顔をしており、ストレスで10㎏ほど太ってしまっていました。身長160㎝なのに65㎏ほどになっていましたから。そうなると、両親は非難めいたことは言わないんですよね。帰ってすぐしたことは借金の整理。お金を借りていた信用金庫と相談し、消費者金融やカードローンをまとめて返済することにしました。“おまとめローン”は社員であることが条件なので、一時的に叔父の会社(水道配管設備会社)の社員になって、返済プランを立てました。あとはコツコツ返済するだけなんですが、月10万円はホントに辛いです。今、私のように手に職がない人が正社員としてキャリアを積もうとしたら、10万円台の給料からスタートするしかない。だから、“その場しのぎの人材”にお金を出す、ブラック企業の広告代理店の営業、健康食品の販売などを転々とし、今のスタイルに落ち着きました」

 

▶▶▶▶▶最終的に選んだ仕事は、時間を切り売りするハードワーク

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