仕事&マネー 【貧困女子】40歳・搾取と暴力の嫁いびり14年を経て得た安息の地は、コロナ荒野の東京~その1~

女性誌『Suits woman』で注目を集めた「貧困女子」。これは普通の毎日を送っていたはずが、気がつけば“貧困”と言われる状態になってしまった女性たちのエピソードです 。

小森志穂さん(仮名・40歳)の現在の所持金は約30万円。資金が尽きる前に、定職を探していますが、どこも断られてばかりだと言います。

彼女が今、仮の住まいにしているのが、東京の下町エリアにあるシェアハウス。1泊3000円程度で、与えられたスペースは二段ベッドの上段だそう。

「もともと海外の旅行者を対象にしていた宿泊施設なので、ガラガラ。快適といえば快適です。6月から暮らし始めて、やっと2か月くらい。こんなロングステイをしているのは私くらいですよ」

志穂さんは東京出身。短大を卒業してから、ウェディング関連会社に就職したものの、いじめに遭い1年で退社。飲食店でバイトしながら、在学中から交際している2歳年上の男性と、25歳の時に結婚。それから1年後、夫が東海地方の地元に戻ることになり、26歳から40歳までの14年間を東海地方で過ごします。

「14年間、専業主婦をしていました。この期間は、姑にいびられる毎日だった。怒鳴られたり蹴られたり、ポットを投げつけられたり、みそ汁をぶちまけられたりしていましたね」

夫は一切、かばってくれなかったそうです。

「夫とは姑さえいなければ、今頃いい夫婦関係を築いていたと思いますよ。彼もブラック企業でいじめられて、6年間も転職を繰り返しながら頑張ったのですが、結局ダメ。お義父さんの紹介で地元の企業に就職が決まった。姑は末っ子の夫が可愛いから、二世帯住宅を建てて待ち構えていたのです。でも、私という妻がいるとは思っていなかった」

姑にとって、志穂さんという妻の存在は青天の霹靂。一切、知らされていなかったのです。

「夫はあろうことか、結婚したことを両親に黙っていたんですよ」

姑は“聞いていなかったよ”と激怒。志穂さんに対してあらん限りの罵詈雑言を浴びせました。

「それにキレた私は“憲法でも結婚の自由は認められています。あなたは間違っている!”と言った。その言葉に、“これから世話になる態度か!”と姑が一喝。こうなったら私はしぶといですからね。その結果、ことあるごとにいびられました」

搾取と暴力を繰り返す、嫁いびりの内容とは……

1 2