仕事&マネー 【貧困女子】40歳・搾取と暴力の嫁いびり14年を経て得た安息の地は、コロナ荒野の東京~その2~

数年前までは普通の生活をしていたのに、気が付けば貧困と言われる状況になってしまった女性たち。

姑の14年間の暴力と搾取の果てに、離婚して東京に帰ってきた小森志穂さん(仮名・40歳)の現在の所持金は約30万円。資金が尽きる前に、定職を探していますが、どこも断られてばかりだと言います。

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志穂さんへの姑の嫁いびり内容は、他にも多岐にわたるそう。でもなぜそこまで恨まれたのでしょうか。

「姑にしてみれば、三男である夫だけが東京の大学に合格して、卒業させたことを誇りに思っていた。地元の有力者の娘と結婚させようと思っていたのに、短大卒で気が利かない、ぽっちゃり体型のおブスを連れて帰って来たのが許せなかったんでしょう」

気が弱い夫は、姑の言いなり。勤務先の地元企業でも、元いじめっ子が上司のためにストレスが激しいようで、髪がみるみる抜けていったとか。

「家に帰れば姑から私の行ないについて、“なんでこんな嫁を連れてきた”となじられる。私はひたすら泣いている。二世帯住宅に同居してから最初の1週間くらいは夫婦生活もあったのですが、物音がすると姑が下から棒でドーンと突いてくるのでだんだん怖くなってできなくなってしまったんです。しないとさらに反応しなくなり、10年以上レス生活を送っていました」

このコロナ禍で夫の会社も在宅勤務になり、余裕ができるように。子どもを作るなら最後のチャンスだと思い、妊活を試みたそうです。

「姑のドーンが怖いので、コソコソとラブホテルに行っても、夫はもうできない体になっていて、なけなしのお金80万円を使い、体外受精を試みたら1回で大成功。6週の時点ですぐに母子手帳をもらい、鬼の首を取ったように、姑にドヤりまくっていた。そして3回目の検診の時に、心臓が動いていないことがわかり、流産が確定したんです。9週目でした」

気が早いと思いながらも、赤ちゃんの服を揃えるなどして出産の日を楽しみに待っていた志穂さん。

「もう生きていてもしょうがないと思ったんですよ。処置もきつくて、へとへとになって帰ってきたら、姑から“やっぱりアンタは役立たず”と怒鳴られた。これにはくるものがあった。心身の状態が回復するのを待たず、夫と離婚することにしました。夫はホッとした顔をしていた」

富士山を見ながら号泣……山は美しくとも、東京は砂漠……というか地獄だった

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