仕事&マネー 【貧困女子】一流商社勤務、母に貢いだ1千万円!~その1~

雑誌『Suits WOMAN』で注目を集めた「貧困女子」。これは、あるときまで、普通の毎日を送っていたのに、気がつけば“貧困”と言われる状態になってしまった女性たちの体験談。なぜそうなってしまったか、そしてその後の人生を追ったレポートです。

 

 今回、お話を伺ったのは、一流商社勤務、年収が700万円もありながら、「消費者金融への借金がもはやいくらになったかわからない」という中井悦子さん(38歳)。骨太な体型に日本風の顔立ちがアンバランス。パンツスーツがカッコよく決まっています。いかにもキャリアウーマンという感じだけれど、肉感的で野暮ったく、肌の白さもあいまって、妙な色気があります。

「社会人になってから特定の恋人はできたことはないんですが、セックスフレンドは欠かしたことがありません。といってもだいたい、ウチの会社の仕事ができない40~50代の男性との不倫ばかりですが。自分に自信がある男は美人に行きますからね(笑)。私も結婚する気がないので、その方がラク」と自虐的に語る。

中井さんは、自分でも把握してないほどの借金がありながら、毎月一定額を返済しています。だから恫喝されたり、暴力を振るわれたりする、漫画の『闇金ウシジマくん』的な取り立て経験はありません。しかし、毎月15万円以上の返済に追われる日々を、15年以上過ごすのは、心にも負担が大きい。そもそもなぜ、高収入でありながら、そんなに借金しているんですか?

 

「原因は千葉県船橋市に住む母親なんです。新興宗教にハマったり、通販で買い物しすぎたりして、お金がないとちょこちょこタカりにきて。私も母の役に立ちたい、母を助けたい、という思いから、10万円、20万円と渡していたのですが、それは次第にボーナス全額(100万円)になったり、私が借金してでも母の言うがままのお金を渡すようになって……」

 

 なんでそんなにお母さんにお金を渡すんですか? お父さんが亡くなっているとか??

「いえ、父は健在で、まだ68歳でリタイア後も顧問として仕事を続けています。

自分でもよくわからないんですけど、母に何か頼まれると、すべて応えてしまうんです……。

 なぜそうなったのか自分なりに分析すると、母は、20代の頃、デザイナーになりたかったのですが、商社に勤務する私の父と結婚するために、夢をあきらめたんですよね。小さい頃はよく“あんたが生まれたせいで、私は仕事ができなくなった”と怒られたものです。母は美人なんですが、父はどっちかというとブサメンで。私は父にそっくりですから、容姿のこともよく言われました。親戚とかの集まりで、“えっちゃんはお母さんに似ればよかったのにね~”と言われると、みじめな私とは対照的に、母は誇らしげな顔をしていたことを覚えています」

 ▶▶▶▶▶▶母親が中井さんにタカっていたのは、お金だけではなかった!

 

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