仕事&マネー 【貧困女子】「コロナにかかりたくない」ネットワークビジネス地獄に堕ちた、40歳高学歴女子~その1~

女性誌『Suits woman』で注目を集めた「貧困女子」。これは、普通の毎日を送っていたはずが、気がつけば“貧困”と言われる状態になってしまった女性たちのエピソードです 。

藤田奈々子さん(仮名・40歳・無職)の現在の借金は200万円。サプリメントと育毛剤の山に埋もれて生活していると言います。

彼女はコロナ禍前の2020年3月頭までは、中堅建築会社で一般職として勤務していました。それがなぜ、500万円以上あった貯金がゼロになり、職を失う羽目になったかというと、ネットワークビジネスにハマったから。

「怖い」とか「損する・儲かる」など、さまざまな噂が飛び交うネットワークビジネス。これは別名・マルチ商法といい、違法すれすれの売り方をしている団体が多いと言われています。

仕組みは、何らかの商品を親から子に売り、子は孫に売り……とねずみ算式に増える末端から、利益を得るという商法。

奈々子さんがハマったのは、アメリカ発のサプリメントと健康器具。これまで全く興味がなかったのに、ドはまりしたのは、コロナがあったから。

「コロナが流行しだして、豪華客船が来たあたりからホントにヤバいと思いました。会社にはフェイスシールドをつけて出勤し、外では一切モノを食べず、トイレは耐えきれないときのみ、会社の役員フロアにある、人がほとんど使わない多目的トイレを使っていました。見るに見かねた上長が、“藤田さん、リモートでいいよ”と言ってくれたので、3月下旬から退職する先月末(8月末)までの約5か月間、リモートで仕事をしていました」

とにかくコロナにはかかりたくなかった。

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