仕事&マネー 【貧困女子】婚活に600万円使うも未婚、現在月収12万円~その1~

女性誌『Suits WOMAN』で注目を集めた「貧困女子」。これは、あるときまで普通の毎日を送っていたのに、気がつけば“貧困”と言われる状態になってしまった女性たちの体験談。なぜそうなってしまったか、そしてその後の人生を追ったレポートです。

 

 今回お話を伺ったのは、私大の雄と言われる大学を卒業後、証券会社に入社。経営企画室に配属され6年、その後人事部に移動し2年間過ごしたという鈴木由美さん(仮名・33歳)。8年間の会社員生活と華々しいキャリアを捨てて、はや3年。現在東京・墨田区内の介護施設で働いています。契約社員扱いで、月収は手取り12万円。バサバサのセミロングヘアに今ブームの太い眉。『しまむら』で買ったというフリルブラウスから、胸の谷間がのぞきます。素朴な性格と飾らない言葉でたんたんと現状を語る鈴木さん、なぜ、会社を辞めたんですか?

「私が勤めていた会社って、女性が人事部に配属されることはほぼなかったんですよ。でも仕事を覚え始めたころに、会社がリストラを断行。私はその通告要員だったんですね。リストラ対象となった、40~50代の年配の社員が、“子どもがまだ大学にはいったばかりで”とか“家のローンがあって”など言っても、会社を辞めさせたんです。目の前で号泣されたこともありました。そんな毎日を続けるうちに、自分の心がダメージを受けてしまって。リストラを担当する私が自己都合で退社するのも皮肉な結果ですよね」

 

 仕事は仕事と割り切れなかった、と言う彼女が心を病んだ原因はそれだけではありませんでした。

「実は25歳から5年間、ずっと婚活をしていたんですが全くうまくいかなかったことも、心を病む原因になったと思います。田舎は群馬県太田市なのですが、高校の同級生が結婚して子供ができたり、大学の同級生さえも結婚しだして、本当に自分が取り残されている感じがしました。18歳から25歳までの7年間、ずっと大学の先輩と付き合っていて結婚するとばかり思っていたのですが、彼は浮気相手とデキ婚してしまったんです。六本木のスタバであっさり別れを告げられ、その後バイバイ。その時の絶望感は本当にすごくて、相手の女性を呪いました。毎晩、円地文子訳の『源氏物語』の六条御息所のシーンを読んで、涙を流していましたね。もともと恋愛依存体質というか、男の人から愛されていないと自分に自信が全くなくなってしまうんです。あの25歳の衝撃は今でも忘れられません」

 

▶▶▶▶鈴木さんは25歳から婚活にのめり込む

 

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