仕事&マネー 【貧困女子】婚活に600万円使うも未婚、現在月収12万円~その2~

女性誌『Suits WOMAN』で注目を集めた「貧困女子」。これは、あるときまで、普通の毎日を送っていたのに、気がつけば“貧困”と言われる状態になってしまった女性たちの体験談。なぜそうなってしまったか、そしてその後の人生を追ったレポートです。今回お話を伺ったのは、証券会社に勤務していたのに、心を病んで30歳で退職。現在介護施設で働いているけれど、月収12万円という鈴木由美さん(仮名・33歳)。彼女が今、貯金がないのは婚活に600万円以上かけてしまったから。

 

 お見合いパーティーなどに登録してもなかなかうまくいかず、婚活で傷ついたことはわかります。でも歩けないほど精神的にダメージを受けるって、どんなひどいことをされたのですか?

「小さな積み重ねが爆発したのは、妹が結婚したこと。私より勉強もできず、ランクが下の大学を出たにも関わらず、医者と結婚したんですよ。結婚できない私にとって友達の結婚もグサッとくるニュースですが、3歳年下の妹が先に結婚する話を聞いたときは、目の前が真っ暗になりました。そこで仕事に打ち込めばよかったのですが、打ち込むべき仕事がリストラ宣告で他人から泣かれたり、恨まれたりですからね……私が存在する価値は、どこにもない。誰からも愛されないし、必要とされていない、と自殺も考えました」

 

 このままひとりでいてはヤバいと感じ、会社を退職後、実家に戻ります。1か月ダラダラ過ごし親に甘え、生きる力を取り戻したという鈴木さん。

「このまま地元にいてもいいかな……と思ったのですが、一度東京で生活してしまうと地元のゆるい時間の流れが耐えられなくて。同級生もみんな結婚していて、結婚相手もいません。話が子育て中心なのでついていけないんです。

そこで退職金の100万円を再上京の資金にし、江東区・亀戸に家賃5万円のアパートを借りました。そこで失業保険を受給しつつ就職活動を開始。でも30歳を超えていて、プライドが高くてコミュ力が低い私は、明らかなブラック企業以外採用してくれないんです。ここで一念発起して、憧れていたマスコミ関連に行こうとも思ったのですが、イチから仕事を覚えるとなるとそれも厳しい。派遣や契約社員になるのは絶対イヤ。そう思っていたときに、これからの仕事は介護だとひらめいて、今の会社に応募しました。ここでも誤算があって、私はすぐに経営関連に参画するのかと思いきや、会社側はまずは現場に入ってほしいということでヘルパーになったのですが、契約扱いのまま3年が経過しています」

 

▶▶▶▶鈴木さんが語る「貧乏に慣れる」ということ

 

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