仕事&マネー 【貧困女子】不倫の慰謝料支払いから借金人生に転落……ホストにハマり苦難の道へ~その2~

女性誌『Suits woman』で注目を集めた「貧困女子」。これは、普通の毎日を送っていたはずが、気がつけば“貧困”と言われる状態になってしまった女性たちのエピソードです 。

歯科助手として働く、中川麻沙美さん(仮名・30歳)は、「新型コロナで出勤日が減らされて、給料が激減。本気でヤバイ」。現在の手取り給料は10万円。貯金はほぼゼロに近く、実家に帰るかどうかの瀬戸際に立たされています。

社会に出て10年間、勤勉に働いてきたのに、常にお金がないのは、勤務先に恵まれなかったから……?

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保育士として勤務した最初の保育園ではパワハラに遭い、22歳から2年間勤務した歯科医院では、給料が30万円から20万円に減らされた挙句、院長との不倫がバレて、妻から慰謝料80万円を請求されたそう。

「月30万円の生活を1年半も続けたら、元の生活には戻れなくなってしまいました。それまで貯めた貯金を切り崩しつつ、カードでしのいでギリギリで生活していたのに、慰謝料80万円が直撃。しかも、私と院長が勤務している医院のオーナーというのが、院長の奥さんのお兄さんだったんです。なので、私の個人情報の何もかも知っているから逃げ場もない。それで、キャバでダブルワークしながら分割で慰謝料を払いました。そして、払い切った後に、クビになったんです」

麻沙美さんは、レセプト作成など歯科医療事務の仕事は苦手という短所がありました。完璧主義だから、疑問点があると前に進めないからだそう。しかし、人と接することが好きで、ちょっとした気遣いができ、笑顔がかわいい。だから引く手あまたかと思っていたら現実は甘くはなかったのです。

「歯科医療業界は狭い世界なので、悪い評判は一気に広まります。“不倫をした”というと、避けるのは男の先生なんです。男性のほうが不倫した女性に対する拒否反応が強い。おそらく、“あいつとヤッたのか”みたいな感じで避けてくるのです」

また、奔放な女性は仕事がデキないという思いが強いのも男性だといいます。

「女性と関係を持ちたいのに、軽々しく関係を持つ女性をバカにするのも男性。結局、私を雇ってくれたのが40代半ばの女性の審美歯科の先生でした」

その先生は、独身。美容整形モンスターで、顔が原型をとどめていなかったといいます。

「目と鼻が不自然でした。このクリニックのオーナーは70代のおじいちゃん。院長とオーナーは男女の関係があったんじゃないかと思います」

女性院長は、麻沙美さんにホストの味を教えてくれました。

「むしゃくしゃすると、私を歌舞伎町に連れて行く。そこには信じられないくらい足が細く、2.5次元舞台の役者さんのような美しい男性がいっぱいいて、私に奉仕してくれるんです」

「トラック出たいんだよね」の一言で、50万円のシャンパンが抜かれる

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