仕事&マネー 【貧困女子】コンビニ店員が、ユニクロのブラウス1枚で東京の名家セレブ妻に⁉ ~その1~

 

離婚の時に財産分割された100万円を持って、岸田さんは25歳の時に上京する。生まれてから一度も群馬を離れたことがなかったと伺いましたが、ずいぶん思い切った選択をしましたね。

「東京に対する憧れがあって、一生に一度くらい住民になってみたいと思っていたんです。最初に住むのは高円寺だとなぜか思い込んでいて(笑)、家賃4万8千円のワンルームを契約しました。仕事を探すときも、25歳で職歴のない女ができる仕事は、お水系かコンビニしかないと勝手に決めていて、コンビニでバイトをスタートしました。もし私に簿記やPCスキルがあったら、もっと違った未来があったのかもしれませんけれど」

 

この、高円寺のコンビニアルバイト時代に人生最大の恋愛をし、酒におぼれ、借金まみれになってしまう。

「バイト仲間もバンドをやっていたり、演劇をやっていたり、私の知らなかった世界が広がっていました。お客さんに有名な映画監督が来たり、作家さん、モデルさんもよく見かけました。当時SNSが今のように発展していなかったので、彼らは雲の上の人だったんですよ。それなのに、彼らは私がピッってレジ打ちしたドリンクを飲んだり、コンドームを使ったりしているって、すごい事件。いちいち驚く私を面白がってくれたのが、同じバイト仲間だったA君。彼も同じ群馬出身で当時18歳の大学生でした。すごくオシャレで『コム・デ・ギャルソン』の服をよく着ていましたね。つかず離れずの関係が2年続いて、彼が20歳の誕生日をふたりで祝うことになって、そのままなんとなく流れでSEXしてしまったんです。私が7歳年上だから、食事に行ってもついつい出してしまたり、服を買ってあげたり。元夫からの100万円はあっという間になくなり、さらにその上、消費者金融で50万円の借金もしてしまいました。

一度SEXしたら、私が彼にのめり込むあまり、半年くらいで関係は危うくなったのですが、逃げる彼と一緒の世界を共有したくて、彼の好きな服を買ったり、彼の大学に押し掛けたりしたことも。今思うと、完全におかしいキモい女ですよね。

結局、1年くらいで彼にフラれてしまい、その辛さをごまかすために、お酒ばかり飲んでいました。4リットルの業務用焼酎が1週間で空いていたかな。それでも寂しさは紛れず、実家に長電話して電話代が5万円を超えたことも。そんな生活も、借金取りが家に来るようになったことで、落ち込んでもいられなくなりました」

▶▶▶▶体をボロボロにして働いた1年。そして岸田さんは借金を清算する

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