仕事&マネー 【貧困女子】コンビニ店員が、ユニクロのブラウス1枚で東京の名家セレブ妻に⁉ ~その2~

仕事はどうしたのですか?

「もちろん、コンビニ店員です。でも高円寺と客層が全然違うんですよ。高齢の方が多くてお弁当や、ホットフード(揚げ物)がよく売れました。だから、もっと売れたらいいなと思って、から揚げの盛り方をおいしそうにしたり、レジでおススメしたり。

コンビニのオーナーも代々の酒屋さんですごく私の境遇に親身になってくれて。するとこっちも頑張ろうと思って、清掃をしたり、常連のお客さんに声をかけたり、観光客に道案内をしたり。気持ちが明るくなると気分も変わって、バイトに行くときに、ユニクロのピンクと白のブラウスを交互に着て、100均で買ったパールのイヤリングをつけるようにしたんです。すると、全然みんなの対応が変わって。常連のサラリーマンから食事に誘われたり、電話番号のメモを貰うようになりました。コンサバな外見って重要ですね。髪も黒くして、つけまつげもやめて、化粧をナチュラルに変え、60㎏あった体重を55㎏(岸田さんの身長は156cm)にダイエットしました」

 

そこで岸田さんは常連さんのうちのひとりから、孫の嫁に……と申し出られる。

「それが今の主人です。主人は45歳で、中学受験に失敗してから、コミュ障っぽくなって、家業の不動産業の手伝いをしていました。ひとりっ子で、ほとんど家族としか会ったことがないと聞いて、最初は怖かったのですが、すごく優しい人だとわかって。バツイチのことも、子どもができにくいこともすべて話して、それでもいいと言ってくれました。

実家にあいさつに行ったときは、両親は涙を流して喜んでいました。高円寺の大家さんにもあいさつに行ったら、義理のお父さんと大家さんは間接的な知り合いで、全員でびっくりしました。金持ちはつながっている。これはそのとき痛感しました」

 

今、岸田さんは不妊治療をしながら、旦那さんの仕事をサポートしている。

「ウチの資産総額は5~11億円だそうです。ほとんどすべてが不動産資産。それなのにクルマは軽自動車で、服はそこらへんで買った安物です。主人とアウトレットに行って、思う存分買い物しても5万円くらい(笑)。

でも、お中元とお歳暮はデパートの外商が来て300万円くらいのお金が動きます。私に渡されている生活費は50万円ですが、義理のお母さんがいろいろ買ってくれるので、あまり使わず貯金しています。セミナーに行ったり、習い事をしたりするのに使いますね。

結婚してから2年になりますが毎日幸せです。ただ、なかなか子供が授からないのがつらいですね。今まで人工授精を2回して、200万円くらいかかったかな。次の人工授精が成功すればいいのですが……。でもあんまりガツガツ幸せになっても仕方ない。今でも十分幸せだと思っています」

 

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