仕事&マネー 【貧困女子】売春目前の私を救った、小学校の漢字ドリル~その1~  

女性誌『Suits WOMAN』で注目を集めた「貧困女子」。これは、普通の毎日を送っていたのに、気がつけば“貧困”と言われる状態になってしまった女性たちの体験談。
今回は脱・貧困に成功した、専業主婦の里見きらりさん(仮名・26歳)にお話を伺いました。彼女は、16歳から24歳までの8年間、年収300万円のガールズバーの店員やキャバ嬢として、酔っ払いからバカにされる日々を過ごしていたと言います。

「実家は千葉県の我孫子市です。両親ともに地元出身で、父は工務店で型枠大工さん(住宅などの土台のコンクリートを打つ専門職)をしていて、母はコンビニやスーパーでパート勤務をしています。4歳年上の姉がいて彼女は茨城県の鉾田市のメロン農家に嫁ぎ、女の子2人のママとして幸せな生活をしています。姉は美容師なので、仕事と子育てを両立しているみたい。最近になってLINEで連絡を取るようになったのですが、私が18歳で半分家出状態になってからはほぼ絶縁状態でした」

里見さんは千葉県内の県立高校を2年で中退してから、家族とほとんど会わなかったと言います。

「といっても、家を出たわけではなく、家族がいない昼間は家にいて、家族が帰ってくる夜に東京に出る……という感じです。ウチって、お金はそこそこあったと思うんですけど、家に本が一冊もないような家。みんなテレビばっかり見ていて、ロクに会話もしないんですよ。なんというか、無関心なんですよね。小学校の頃から、勉強しなくても怒られないし。成績が悪くても、学校をサボっても何も言われないんですよ。ウチは、ベッドタウンでお父さんがスーツ着て会社に行くような子の家とウチとは全然違うんですよ。

小学校時代、親友だと思っていた女の子の家に遊びに行こうとしたら、“お母さんからきらりちゃんをうちに入れちゃダメと言われたから、うちで遊べないの、ごめんね”と言われて。そんなことが何回もありました。

だから、何となく疎外感があって、小学校高学年からほとんど学校に行かなかった。でも行くとこがないから家でゲームしたり、男の子を誘ってイチャイチャしたり。最初にHをしたのは14歳のときでした。相手は中学校の同級生。半分強引にされてしまったのですが、彼のことは好きだったな」

▶▶▶▶里見さんは、中学校をなんとか卒業。 

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