仕事&マネー 【貧困女子】汚部屋在住アラフォー女子、転職貧乏、貯金ゼロ~その1~

女性誌『Suits WOMAN』で注目を集めた「貧困女子」。これは、普通の毎日を送っていたのに、気がつけば“貧困”と言われる状態になってしまった女性たちの体験談。

今回はグラフィックデザイナーとして正社員採用されたのに、転職を繰り返したことで収入が次第に減っていき、明日の生活も困るような状況になっている、佐田友里さん(38歳・仮名)からお話を伺いました。取材時の佐田さんは、紺のコクーンシルエットのモード系ワンピースを着ており、ほっそりしていて小柄。セミロングの髪をキュッとまとめて大ぶりなフープピアスをつけており、いかにも業界人という雰囲気でした。腕に光るパワーストーンのブレスレットが光っています。おしゃれですね、と言うと、「全部H&M。全身で2000円くらいですよ」とのこと。

 

「今、給料は手取りで16万円です。契約社員扱いだからボーナスはありません。家賃7万円を払い、残りの9万円で生活しているのですが、本当にギリギリ。貧困の定義って、月の生活費が8万5000円以下だそうですよね。私はかろうじて貧困ではないかもしれませんが、東京で一人暮らしをしていくのに、もう少しお金がないとキツい。最初にデザイナー採用されたメーカーでの手取り給料とほぼ同額。しかし、寮、社会保険、福利厚生などがありませんから、16年間仕事してきて条件は悪くなっていますね」

 

佐田さんは兵庫県出身。都内の有名私立美術大学に進学し、上京してからずっと練馬区内のアパートに住んでいます。

「アパートは吉祥寺から徒歩15分のところにあります。田舎にいるときから雑誌『Hanako』の吉祥寺特集を読み、憧れていたので、この街以外に住めません。江口寿史さんや西原理恵子さんなど、大好きな漫画家さんたちが住んでいるとのウワサですし。

20年間も同じ木造アパートの1Fに住んでいると、いい加減うんざりすると言うか。間取りはキッチン部分が6畳に8畳の和室を改造したフローリングと広く、押し入れもたっぷりついていて、荷物も多いから引っ越しができないんですよ」

そこまで聞き、ひょっとしてご自宅は汚部屋ですか? と質問すると、「はい」という返事が。

▶▶▶▶貧困化するほど汚部屋化が進む。佐田さんの自己分析

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