仕事&マネー 【貧困女子】憧れの鎌倉ライフの現実は、失業とゴキブリだらけの生活 ~その2~

女性誌『Suits WOMAN』で注目を集めた「貧困女子」。これは、あるときまで普通の毎日を送っていたのに、気がつけば“貧困”と言われる状態になってしまった女性たちの体験談。今回は鎌倉を舞台にしたマンガ作品に憧れて、移住した山田桜子さん(仮名・40歳)の続編です。

桜子さんは現在の手持ちのお金が20万円。これが尽きる前に再就職先を決めなくてはならないと言います。でもなんで、鎌倉に住み続けているのでしょう。アパートを解約して実家に帰るという選択肢はないのでしょうか。

「そうしたいのですが、兄が離婚して家に帰ってきてしまったので、住む部屋がないんです。兄には中学生の息子が2人いて、給料の半額が養育費と、自分が住んでもいない住宅ローンの返済という生活をこれから10年間しなくてはならず、実家に住むしかないんです。

兄が家も貯金も全部とられて、身ぐるみはがされても離婚したいほどの鬼嫁なんですよ。だって、結婚している15年間、数えるほどしかウチの親に会わないし、孫もほとんど見せてくれなかったみたいで。そのおかげで、親は私に対して“結婚しろ”とあまり言いませんでしたね。

あと実家の団地に帰れない理由のひとつとして、私は犬を飼わざるを得ない状況になっていることもあります。というのも、先月、別れた彼が私のアパートの部屋の玄関前の鉄柵に犬のリードを結んで置き逃げ。音信不通になってしまったんです。つきあっていた2か月間に数え切れないほどのHをして、私が会社をクビになった夜、結婚したいと伝えたら、ぷっつり連絡が途絶えてしまって。

彼が勤めていると言った医療機関も、横浜に住んでいると言っていた家の住所も全部ウソでした。犬を飼っているという情報だけはホントで、持て余してウチに置いたというのが真相なのではないでしょうか。ちなみに彼とSNSでつながっていたのはLINEのみで、そのアカウントは削除されています。せめてFacebookでつながっていれば、彼の友達から居場所を問い合わせることができたのに……と後悔しています。

犬はコーギー犬で、大家さんに相談したら、“飼ってもいいけど、死ぬまできちんと面倒を見てね”と言ってくださったのが救いでした。でも、ごはん、病院などでお金がかかるんですよ。それにトイレシート、ごはんなどが常に部屋にあるから、ゴキブリがすごいことになってしまっていて。もともと私は片づけが苦手で、犬を飼うまではゴキをチラチラ見かける程度だったのですが、朝ごはんの食器を食べっぱなしにして夕方帰ったあるとき、テーブルの上に7~8匹のゴキブリが、茶碗やお皿の食べかすにたかっているのを発見。黒々と大きく、触角も長いアレです。鎌倉はカマドウマ(便所コオロギ)が多いと聞いていましたが、同時にゴキブリも多いとは……最初は絶叫していましたが、今では慣れてしまいました」

▶︎▶︎▶︎▶︎▶︎今、ホントに切羽詰まっている、という桜子さんが行なったこととは??

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