仕事&マネー 【貧困女子】元年収一千万円ワセジョ、ヒモ男を呼ぶ体質で借金100万円~その1~

女性誌『Suits WOMAN』で注目を集めた「貧困女子」。これは普通の毎日を送っていたのに、気がつけば“貧困”と言われる状態になってしまった女性たちの体験談。

今回は予備校職員の佐藤優奈さん(仮名・37歳)からお話を伺いました。

ずんぐりした体型に真っ赤なダッフルコート。足元は黄色のローファーを履いていて、そのあまりにもちぐはぐな服装に目が釘付けになりました。髪はロングヘアで、自分で切ったようにパッツンとした毛先。肌はキレイなのですが、小鼻の周りがポツポツと黒くなっていて、全体的に不思議な地味めな女子、という印象。今まで多くの女性に会ってきたところ、買い物依存、毒母依存、自尊心強め、恋愛依存など、ある一定の“傾向”があるのですが、佐藤さんはどのカテゴリーにも属さないタイプ。バッグの中に、村上春樹さんの新刊とアドラー心理学を解説した『嫌われる勇気』が入っています。

「私、読書が好きで、話題の本は結構読むようにしているんです。本はウチの職場の人がくれるので、買ったことがないんですよ。でも、本好きは貧乏にならないと言いますけれど、それは嘘ですよ。私、年間70冊は読んでいますけれど、生活は苦しくなる一方ですもん」

苦笑しながら言う佐藤さん。本を触る指には黒々とした毛が生えています。爪を毛抜きのようにして、顔の毛を抜くのが癖らしく、話している間も口周りの毛を抜いています。彼女の仕事は予備校の契約職員。今年で3年目になるとか。

「私が勤めているのは、医大進学のための予備校です。最近あまり経営状況が芳しくなく、給料は減らされる一方です。8:00~23:00までの間の8時間をシフト交代で働いていて、不規則な時もありますが、仕事はそんなにきつくはありません。

でも、給料は安いですよ。しかもどんどん下がっているんです。最初、手取りで20万円あった給料が、気が付けば16万円になっていました。仕事の内容は雑用のみ。コピー、資料作成、電話、共用部分の整理整頓など、何のキャリアにもならないと思いますが、仕事はとっても楽。この職場になってから、10kgも太りました。前は身長160cm、体重60kgだったのですが、今は70kgは超えているかも」

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