仕事&マネー 【貧困女子】パワハラ上司に心を潰されたその先に~その1~

女性誌『Suits WOMAN』で注目を集めた「貧困女子」。これは普通の毎日を送っていたのに、気がつけば“貧困”と言われる状態になってしまった女性たちの体験談。

今回お話を伺ったのは、新卒で採用された広告代理店を2年で辞めて、その後は職を転々とし、現在は団体職員として働く角田裕子さん(34歳・仮名)。現在の仕事の内容は、障がい者の就労支援団体の事務と管理。仕事は朝9時~15時まで。時給は900円程度と言います。

「年収120万円のこの仕事をしてから、3年になります。それまで、広告関連会社やデザイン事務所、IT関連会社など様々の仕事をしてきました。今、実家に住んでいます。彼はいますが、年収が私並みに低くて、まともな生活ができるとは思えません」

裕子さんが結果的に今の仕事を選んだのは、新卒で採用した会社のパワハラ上司に心を潰されてしまったからだといいます。

「当時勤務していた広告代理店に、ものすごいパワハラをする上司がいたんです。その人は40歳で有名私立大学の体育会系のパーティーサークル出身。人脈も広いしおしゃれだし、カリスマ性がありました。でも彼は、“根性があれば、仕事は絶対もらえる”というタイプ。取引先と朝まで飲んだり、テレアポ営業を自らガンガンかけてチャンスを根こそぎ刈り取っていくタイプ。抜群に成績がよく、役員からも可愛がられていました。

しかしその上司の問題は、自分がやっていることと同じことを私たち新入社員に強要するんですよ。一応、中堅規模の会社だったのですが、ホントに厳しかったですね。最大手以外はブラック企業というのはホントだと思います。私もテレアポで営業をしたり、オフィスビルの上から下まで飛び込みで営業したり、ホントに毎日地獄でした」

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