仕事&マネー 【貧困女子】貯金ゼロ、借金100万円、10日後の給料日まで、あと3000円 ~その2~

女性誌『Suits WOMAN』で注目を集めた「貧困女子」。これは、あるときまで普通の毎日を送っていたのに、気がつけば“貧困”と言われる状態になってしまった女性たちの体験談。今回はブラック企業に勤務するストレスから、貧困の負のスパイラルにハマってしまった、健康食品会社勤務の村岡美里さん(仮名・36歳)。村岡さんは10日後の給料日までに所持金は3000円。もちろん貯金はなく、クレジットカードの残債務があと100万円ほど残っている。

村岡さんは実は名門女子大学を卒業しています。なぜこのような状況になってしまったのでしょうか。

「新卒の時に勤務したのは小さな出版社でした。子どもの頃から本と美術が好きだったので、憧れの仕事に就けて毎日幸せでした。しかし、5年目の時に会社が倒産。社長が引き抜かれた出版社に行ったら、そこが超ブラックだったんです。単行本のノルマが月3冊(通常毎月1冊)、営業、企画、販売などすべてやらなければならず、あまりのハードさに1年で退職。
その後、フリーで仕事をしていたのですが、収入0円の月が半年続いて貯金が枯渇。広告代理店の契約社員になりました。そこは1年ごとの契約更新だったのですが、3年目のとき、不況からリストラのため契約が打ち切られました。正社員の1/3以下の給料で、3倍働かされていて、それでも楽しかった3年間。会社に対する忠誠心みたいなものも芽生えたのがこの会社時代でしたので、あまりの仕打ちに悔しくて自死も考えましたが、お金もないので社員100人規模の広告代理店に転職しました。ここでも契約社員だったのですが、ここは正社員とそうでない人をきっちり区別するカルチャー。忘年会や歓送迎会のとき、正社員は無料でも契約社員は会費を払わせるんです。さらに残業弁当も正社員のみ。そういう社風にだれも何の疑問も持たない鈍感な人ばかりでした。そこも倒産してしまったので、今の会社に転職しました」

▶▶▶▶▶ブラック企業とわかっていても、正社員採用にこだわったことがアダに

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