仕事&マネー 【貧困女子】廃屋寸前実家の住宅ローンを月15万円返済! 親に金をむしられ、“雇止め”におびえる契約社員~その1~

雑誌『Suits WOMAN』で注目を集めた貧困女子。これは“普通”の家庭に育ち、教育を受けていたのに、あるときからお金に困り、貧困と言われる状態になってしまった女性たちのエピソードです。

今回は、非正規雇用であれ、子どもの頃からの夢を叶え“憧れの職種”についている、石山真理さん(仮名・40歳)にお話を伺いました。彼女は有名女子大を卒業後、憧れだった編集者になるべく出版社を受けたが全滅し、就職浪人2年目の時にアルバイトとして、ある中堅出版社の編集部員となります。その活躍が認められ、契約社員に昇格。その待遇が変わらぬまま、15年間勤務しています。正社員と同じ名刺を与えられ、それ以上の仕事をしているのに、年収は正社員よりも200万円少ない480万円。これでも、平均から見るとずいぶん高いので貧困女子とはいえないかもしれません。しかし貯金はゼロで、借金はクレジットカードのキャッシング枠いっぱいの20万円が常時あるといいます。

加えて、ここ10年近くの出版不況により、毎年雇止めを検討されているというウワサも耳に入ってきて。かなり怯えていて、不安定な生活を強いられているとか。

「まず、私に借金があるのは、都内の目黒区にある実家のローン返済があるからです。私たちの親(団塊世代)は、バブル期の真っただ中に家を買いました。父は大手ゼネコンの社員です。目黒の15坪の家を一億円近くで購入。それでも当時にしては相当安い値段で家を買うことができたと言ってました。当時、家を買わねば人間失格という風潮だったといいます」

父親の収入が右肩上がりだったころは、住宅ローンの返済も苦にならなかったという。

「しかし、バブル崩壊とデフレ不況などで、父の収入は横ばいになりました。すると、借金を返しても追いつかないという現実が襲い掛かります。それに、私と弟が私立大学に進学したために、繰り上げ返済ができず、定年後も住宅ローンの返済を引っ張っています。年金の受給までにあと1年ある無収入の父と、パート勤務の母、契約社員の私、家電メーカーの派遣社員をしている弟で、月15万円返済しています。父の退職金の半分である1000万円を返済に充てたから、だいぶ楽になったんですけどね」

この親が抱えた住宅ローン共同返済問題で、貧困状態に追い込まれている“実家寄生娘”は多い。誰かに悩みを打ち明けても、“一緒に払っても、どうせ娘も相続権利があるんでしょ”と一蹴されることもあるといいます。

「35年ローンを払って、ボロボロになって、大規模リフォームをしないと住めないような家を相続しても、重荷。私の家も多分に漏れず、廃屋寸前ですよ。一戸建てなので床はゆがみ、雨漏りもしている。東日本大震災に耐えたものの、その後耐震補強工事や水回りの工事に200万円以上払っています。元ゼネコン勤務の父親のコネで、原価に近い価格で工事をしてもらえたのがせめてもの救いでした」

ボロ家のリフォーム代、母親からの生活費のタカリで、お金がない!

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