仕事&マネー 【貧困女子】所持金は8000円。発展途上国の子どもを支援する、孤独を埋める1千万円の寄付活動~その1~

女性誌『Suits WOMAN』で注目を集めた「貧困女子」。これは普通の毎日を送っていたのに、気がつけば“貧困”と言われる状態になってしまった女性たちの体験談。

今回は無職の江藤美和子さん(仮名・38歳)からお話を伺いました。彼女が無職になったきっかけは、70歳になる母親の介護。駅の階段で突き飛ばされ骨折をしてから気弱になった母親はうつ病になり、歩行に支障をきたすようになってしまったといいます。

美和子さんは、1年前まで東京近郊にある大学の職員として10年間勤務していました。最終的な年収は300万円程度だったといいます。ずっと東京・国立市の実家に住んでいるにも関わらず、勤続10年なのに退職時の貯金は100万円だったとか。地味な生活をしていて実家住まいなのに、どうして貯金ができなかったのでしょうか。

「社会貢献活動をしているからです。途上国の子どものスポンサーになったり、タイの女の子たちに教育を授ける社会貢献活動もしています。あとはアフリカの女性たちの自立を目指す活動もしています。今もその仲間と会っている時だけが自分らしく生きられていると感じます」

そのほかにも、途上国で学校の建設をする活動の寄付にも協力。大学を退職したのは、母親の介護も原因ですが、社会貢献活動を熱心に行なうあまり、同僚から孤立してしまったといいます。

「男性と恋愛した経験がなく、友達は女性ばかり。仕事は事務職で退屈。20代の頃までは、短大時代の友達が合コンに誘ってくれたりしましたが、30代になってから飲み会の誘いは皆無になりました。だって友達はみんな結婚してしまったんだもの。このままずっと独身生活を続けていくのかな……と思うと、足元から不安の雲が湧いてきて、苦しくなってしまったんです。女友達とパンケーキを食べ歩いたりするフワフワした時間を過ごし、誰からも必要とされず、誰からも愛されず、誰かの役に立つこともないんだと思うと、怖くなって。そんなときに、ネットで途上国の子ども達を支援する活動を知ったのです。サイトを見ていると、飽食の日本で生きている自分が恥ずかしくなってしまって。未来がある子どもたちに、私のお金を渡して役に立とうと思ったんです。最初に寄付したのは10万円でした」

彼女が社会貢献活動につぎ込んだ総額は莫大な額に

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