仕事&マネー 【貧困女子】夢は高学歴男子のお嫁さん。エーゲ海に捨てた挙式費用約1000万円~その1~

女性誌『Suits WOMAN』で注目を集めた貧困女子。これは、“普通”の家庭に育ち、教育を受けていたのに、あるときからお金に困り、貧困と言われる状態になってしまった女性のエピソードです。

今回お話を伺ったのは、小杉香織さん(仮名・35歳)。彼女は33歳で結婚し、1年半で離婚。憧れの結婚式をしたものの、親戚からの借金が総額300万円程度、消費者金融やクレジットカードの借金が100万円程度あるそうです。今、住んでいるのは厚木市の実家。仕事は介護施設でヘルパーをしており、月収は10~12万円程度。そのほぼ全額が借金返済に充てられ、夜は飲食店で接客のバイトをしていると言います。父親は元公務員で、年金受給開始の65歳まで無収入。貯金はなく生活はカツカツ。母親は5年前に亡くなったそうです。それにつけても、実家暮らしで家賃がかからないのに、なぜそんな状況になってしまったのでしょうか。そもそもなぜ、短期間で離婚したんですか?

「33歳のときにどうしても結婚したくなり、自称・大学講師という元夫と結婚しました。知り合ったのは、横浜の私鉄沿線にあるカウンターバー。当時、私は派遣社員として大手のメーカーを渡り歩きつつ、フラフラ過ごしていて“そろそろ限界かな”と思っていました。そこに登場した、真面目っぽい外見と、大学講師という肩書の夫は、まさに白馬の王子様でした。“絶対結婚してやる!”と決意してLINEを交換しました」

香織さんは都内の短大を卒業後、就職したのは金融関連会社。先物取引をやっている会社で、男性営業マンは皆うつになって辞めたり、自死の道を選んだりして、そんな環境が嫌で23歳のときに辞めて派遣の道を選びました。そして、生まれてからずっと実家から出たことはないそうです。

「はい。会社員時代の給料は月13万円と激安でしたし、派遣の給料も20万円に届いたことがないので、ずっと実家から出られなくて。5年前にガンで亡くなった母の看病もありましたし。

私は結婚願望が子どもの頃から強くて、新卒で先物取引の会社に入ったのは社員の給料平均額が高く、結婚する相手を見つけようと思ったからです。中にいてわかったのは、給料平均額が高いのは激しい格差があるから。トップ営業マンの年収は3千万円以上ですが、成績が悪ければ10万円程度。トップになる社員は男尊女卑で人を人とも思っていないところがあって、結婚どころかデートもイヤな男ばっかりでした。でもお金があるから、そこそこの美人と結婚して、家庭を維持しているんですよ。それが不思議でしたね」

そこの社員とは交際しなかったんですか?

「はい。やはり、先物取引の会社で仕事ができる男性って、ちょっと体育会気質というか、マイルドヤンキー風味というか……。男同士の連帯感や仲間意識、そして上から目線感が激しくて、ちょっと引いてしまうんです。それに、一般職の女性のことバカにするんですよ。“俺たちが食わせてやってるんだ”とハッキリ言いますしね。余談ですが、そのプレッシャーが怖くて、会社員時代、有給休暇を取ったことがないんです。

高学歴男と結婚するために、短大時代から婚活を開始していた!

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