仕事&マネー 【貧困女子】夢は高学歴男子のお嫁さん。エーゲ海に捨てた挙式費用約1000万円~その2~

女性誌『Suits WOMAN』で注目を集めた貧困女子。ある時まで普通の生活をしていたのに、“人生の違和感”に気が付かず、見て見ぬふりしていたら、貧困に転落してしまった女性のエピソードを紹介しています。
今回は介護施設で働く小杉香織さん(仮名・35歳)のお話です。彼女は33歳で結婚し、たった1年半で離婚。それなのに結婚式と新婚旅行にかけたお金は約1000万円。現在、借金は400万円(親戚に300万円、消費者金融に100万円)あり、その返済のめどが全く立っていないといいます。

結婚式情報サイト「ゼクシィ」の2015年の調査では、全国平均の結婚式の費用総額は約333.7万円で、招待人数は約72人だといいます。

「私はドレスも含めて挙式に約600万円ですから、全国平均の2倍ですね。招待客は70人に絞りました。料理とサプライズにお金をかけて、ほぼ2日徹夜して招待客にメッセージカードを手書きしたんです。もちろん紙は『ウイリアム・アーサー』(アメリカのペーパーブランド)の金箔が入ったもの。ウエルカムドリンクはピンクのシャンパンにして、グラスのふちにイチゴをつけました。これでひとり当たり500円値段がUP。引き出物はティファニーのお皿、引菓子はピエール・マルコリーニと、いろいろこだわったら、挙式費用が600万円にもなってしまいました。ご祝儀でペイできたのは1/3だけでという大赤字」

結婚式にお金をかけたから、結婚指輪は約80万円と安いものでガマンしたという。

「ホントはハリーの指輪がよかったのに……。だからエーゲ海の新婚旅行は絶対に譲りませんでした。地中海の青い海をバックにした教会で、地元の人に祝福されながら二人で結婚式をして写真を撮る、というのは夢でしたから。もちろん、そのためにドレスはレンタルじゃなくて買取にしたんです。ギリシャでドレスの着付けやメークをしてくれる人も手配しました。結果的に夢は果たせたので満足しています」

ところでそこまでお金をかけて、元ダンナさんは何も言ってこなかったのでしょうか。

「準備のときに“君に任せる。お金は出すから好きにしていい”って言ったんですよ。40歳で団地暮らしだったから1000万円くらい貯金があるかと思っていましたし、実際にそういう大きいことを言っていたんですよ。しかも打ち合わせの時に、“いいね”とか言っているから、てっきり賛成したのかと思っていましたよ」

しかし、600万円の請求書を出したら、元夫の手元には300万円しかなかったという……

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