仕事&マネー 【貧困女子】元保育士、保護者と不倫し沖縄駆け落ち。ゲス男に巻き上げられた1000万円~その1~

女性誌『Suits WOMAN』で注目を集めた「貧困女子」。これは普通の毎日を送っていたのに、気がつけば“貧困”と言われる状態になってしまった女性たちの体験談。

今回は携帯電話の販売会社の契約社員・西村沙穂さん(仮名・35歳)からお話を伺いました。彼女の月収は現在15~17万円。住んでいるのは、家賃4万円の千葉県市川市にある、駅から徒歩20分の木造アパート。ひとり暮らしも2年目になるといいます。

「私が住んでいるのは、貧困女子アパートなんですよ。6世帯に住んでいるのは全員独身女性。DV夫から逃げているアラフォー無職、生活保護を受けながら清掃のバイトをしている60代、アルコール依存症でガリガリになった50代の女性など、私の未来予想図のサンプルがいっぱい(笑)」

沙穂さんは消費者金融から100万円を借りており、計画通りに返済できないことに悩んでいる。

「毎月、5万円ずつ返しているのですが、ここ3か月くらい滞っていて……。私のところに催促に来た借金取りの男性に、3万円返して今月はホッと一息つきました。笑ったのは、私の取り立ての後に、その男性は隣の部屋のパチンコジャンキーのおばあさんのドアも叩いていたんですよ。皆大変なんだなと思います」

そのアパートとはどんな雰囲気なのかと聞くと、暗くて汚いと即答。外廊下に置かれた洗濯機、フリーペーパーやチラシの束、壊れた傘が格子にひっかけられており、さび付いた自転車のかごには、ペットボトルの空き容器が入ったゴミ袋などが積まれているとか。

「でも、居心地はすごくいいんですよ。家賃4万円なのに、6畳の和室に4畳半の台所、お風呂とトイレは別で、大きな押入れがついているんです。もちろん私の部屋も汚部屋で、休みの日に籠っていると気持ちが滅入ってくるんですけど、なぜか外に出る気になれなくて。私の収入に波があるのは、うつと解離性人格障害を併発しているからなんです。違う人格が出てしまうと、仕事を行く気がなくなって、つい休んでしまうんです」

沙穂さんのキャリアを聞くと、埼玉県の自治体で正規採用された元保育士だったといいます。

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