仕事&マネー 【貧困女子】偏差値70大学卒、自称・社会廃人は、転職貧乏×通販依存~その1~

女性誌『Suits WOMAN』で注目を集めた「貧困女子」。これは普通の毎日を送っていたのに、気がつけば“貧困”と言われる状態になってしまった女性たちの体験談。

今回は、「私、仕事が嫌いなんです。今の職場は毎日通販サイトを見続けていられるので、給料は安いけど転職する気はありません」と言う、成田春子さん(仮名・37歳)からお話を伺いました。彼女は誰もが知る有名大学を卒業し、大手の家電メーカーに就職するも1年で退職。以降転職を繰り返しており、現在10社目だといいます。

「最初に入った会社は、毎日エクセルの数字を打ち込むという拷問的な仕事に嫌気がさして、すぐやめました。工場の現場研修もバカバカしかったですね。何よりも、私よりも偏差値が10以上下の大学なのに、同期入社の男性社員の方が圧倒的にかわいがられていてチャンスをもらっているように感じました。

私は突破運に恵まれているというか、大手企業の正社員として採用されるのですが、そこで感じたことは、“大企業は新入社員時代からすでに幹部候補を決めている”ということ。私が敏感過ぎるのかもしれませんが、明らかに他と扱いが違う男が何人かいるんですよね。もちろん、会社は明確にそういう態度は出しませんが。例えばちょっとした会議に呼ばれる、彼のOJT担当に役員が耳打ちしに来るなどです」

春子さんは、子どもの頃から優秀だったそうです。体も大きくスポーツ万能。勉強はできて、父親は保険関連の大企業に勤務しており、趣味は乗馬。母親はパウンドケーキを焼くのが得意な専業主婦で、春子さんと5歳年下の妹を、文字通り蝶よ花よと育てたとか。

幼稚園時代から、ピアノとバイオリンを習っていた春子さんは、カンがいいこともあって、特に練習しなくても上達。小学校6年生でショパンの『別れの曲』を弾きこなして、地元のホールを万雷の拍手で包んだといいます。つまり、彼女はずっと注目されて育ってきた女の子でした。中学受験を経験し、進学したのは国立大学付属中学校で、高校も名門に進学したそうです。

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なんでも「できて当たり前」の女の子はどう成長するのか……

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