仕事&マネー 【貧困女子】育児放棄、離婚……後悔グルグルの不眠症とパニック障害を抱え、焼き鳥の串を打つ日々~その1~

女性誌『Suits WOMAN』で注目を集めた「貧困女子」。これは普通の毎日を送っていたのに、気がつけば“貧困”と言われる状態になってしまった女性たちの体験談。

今回お話を伺ったのは、藤岡美紀さん(仮名・35歳)。彼女はバツイチで、中学生になる娘がいます。しかし娘とは8年間も会っておらず、会いたいとも思わないそうです。

現在は東京・中野区の家賃6万円のアパートにひとり暮らしをしています。仕事は飲食店のアルバイトで手取りの月収は15万円。知名度がある中堅大学を卒業していますが、会社員として勤務した経験は一度もありません。

容姿はかなりぽっちゃり体型で、年齢よりも相当上に見えます。お話を伺ったとき、レースを多用した黄色のカットソーと、ピンストライプの白系のミニスカートをはいていました。肩までの長さの髪の毛はパサパサでブリーチをしています。ストッキングに白の合皮のサンダルを履いていて、よく見るとナースシューズのようです。バッグは有名なフィンランドのキャラクターの巨大なトートバッグ。近くに座ると、何かが饐えたようなニオイがします。目がぱっちりしているので、容姿は悪くないのに、身なりに構わないから残念な印象です。まず、離婚した理由から伺うことにしました。

「学生時代に交際していた同級生との間に子供ができてしまって。大学3年生のときに妊娠し、大学4年のときに出産しました。単位はほとんど取得していたので、休学せずに産むことができました。相手のことはそれほど好きではなかったのですが、宗教上の理由から絶対に堕胎はできないので、出産を決断。私の親は認めていましたが、向うの親は大反対でしたね」

大学卒業後、美紀さんは家庭に入ります。夫の実家は都内近郊で精密機器を製造する会社を経営しており、彼で3代目。夫の実家が持っているマンションの一室を与えられ、幸せな新婚生活をスタート。

産みたくなかったと後悔し、育児放棄

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