仕事&マネー 【貧困女子】主食は激安食パンとマーガリン、雑菌恐怖症女子の除菌スプレーの孤独~その2~

数年前までは普通の生活をしていたのに、気が付けば貧困と言われる状況になってしまった女性たち。今回は東京都国分寺市に住む、無職の掛井優子さん(仮名・32歳)にお話を伺いました。彼女は都内の女子大学を卒業後、ブラック企業に就職。数々のパワハラと、嫌いな上司との恋愛関係などが原因で退職。28歳のときまで、派遣社員をしていたそうです。

「派遣社員は、社員との歴然とした差別があり、ずっと働き続けることはムリですよ。私は自然に男性に媚びを売っているらしく、女の人からいつもいじめられるし。大学時代から一人暮らしをしているアパートに今も住んでいるのですが、仕事を休んでも実家に帰ることはしませんでした。なぜなら、実家にはアルコール依存症の父親がいて、失禁や暴力を繰り返しているから。そんな父親のことを母親は見捨て、別の男性と同棲しています」

半年ほど仕事を休み、生活費を稼ぐためにさまざまなバイトの面接を受けたのですが、いずれも落ちてしまったとか。たった1つだけ採用されたコンビニでバイトを始めることにしました。

「バイトの面接に落ちるたびに、全人格を否定されたような気がして、泣いていました。バイトも頑張ろうと思ったのですが、ある日突然世界が雑菌であふれているような気がしたんです。お金を触り、人の手を触り、トイレの掃除をしたり、ゴキブリがいっぱい出てくるゴミ箱を見るうちに、吐いてしまうくらいになって、結果的にバイトをクビになりました。最後のほうは、家から出ようと思っても、世の中が汚く感じて一歩も踏み出せなくなっちゃったんですよ」

心配してくれた人たちに、除菌スプレーをかける

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