仕事&マネー 【貧困女子】mixi婚の元セレブ妻、貧困転落のきっかけは、夫の自殺未遂と学習欲求~その1~

女性誌『Suits WOMAN』で注目を集めた「貧困女子」。これは普通の毎日を送っていたのに、気がつけば“貧困”と言われる状態になってしまった女性たちのエピソードです。

今回お話を伺ったのは、東京都江東区内の介護施設で働いている森本真美さん(仮名・38歳)。「月収は10万円です。介護施設ができすぎて働ける時間が短くなり、稼げる金額は毎月少なくなっています」と語ります。

そんな彼女は有名女子大を卒業。大学時代に何を専攻したのかと聞いてみると、「男です。私の学校って、慶應大学とか、東京大学とかの有名大学の男の子と付き合うことがステイタス。ろくに勉強せずに、インカレサークルに顔を出しまくっていました」と即答。

真美さんの地元は千葉県我孫子市にある新興住宅街。商社マンの父親と専業主婦の母親の一人娘として育ちます。幼いころからバレエとピアノを習い、成績は中の上をキープ。もともと整った顔立ちということもあり、男の子にもモテたそうです。

「地元の県立高校は、ハイレベルの進学校以外はヤンキーっぽいコしか行かなくて。私は、偏差値60くらいの成績だったので、高校から都内の女子大付属高校に進学しました。でも、通学途中でものすごい痴漢被害に遭ってしまって。お父さんと一緒に通学しても、痴漢が来るんです。今みたいに女性専用車両がない時代だったから、あの通学はきつかったですね」

この、不特定多数の男性から狙われてしまう、というのは真美さんを悩ませる要素のひとつ。

「女子校を選んだのも、学校の男の子に執拗ないじめをされたり、塾で知り合った地元の変な男の子からストーカーされたりしたからです。学校のバッグの中にコンドームが入っていたり、虫の死骸が入っていたり、学校でとにかく男の子にいじめられていました。そういえば、体育着を何度も盗まれてしまい、小学校時代も含めると10回は買いました」

女子の友達には恵まれていたが、ある日を境にクラス全員から無視されることに。

「中学2年生の登校時に、クラスの男子が2階の窓から、私に向かって消しゴムを投げたんですよ。それがおでこを直撃し、すごく痛いのとショックでうずくまっていたら、サッカー部のイケメン先輩が私を抱きかかえて保健室に連れて行ってくれたんです。私がクラスの男子からいじめられていることを話したら、“僕が守ってあげる”と言ってくれて、その日から一緒に登校することになりました。でもその先輩は、クラスのボス格の女子が片思いしている人だったんですよ」

他人からされた不快な言動、その内容を事細かに覚えている

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