仕事&マネー 【貧困女子】上司に怒鳴られ椅子を蹴り倒され借金返済。アラフォー女子が深夜に飲み干す生卵の味~その1~

女性誌『Suits WOMAN』で注目を集めた「貧困女子」。これは、普通の毎日を送っていたのに、気がつけば“貧困”と言われる状態になってしまった女性たちのエピソードです。

今回お話を伺ったのは、東京都内のネット通販会社で働いている、田中佐奈さん(仮名・36歳)。彼女は中堅私立大学を卒業しています。茨城県水戸市に実家があり、地元の進学校を卒業後、推薦で進んだと言います。

「成績がよかったので、入学金が免除になり、学費も優待されたので進学しました。でも私が勉強できたのは、勉強が好きだからではなく、田舎でやることがなかったから。父親が厳しくて、門限が6時だったので、部活も遊びにも行けず、仕方がないから勉強していたんです」

大学進学を機に1人暮らしをスタート。都内の女子学生寮での共同生活だったと言います。
「家からの仕送りは、月10万円でした。これは、祖母が出してくれていましたね。父親からバイトは止められていたんですが、手っ取り早く稼ぐために、昼間も開店している接待型飲食店に勤務しました。ここなら寮の門限23時にも間に合うので。一時期は月に15万円くらい稼いでいました。私、小さい頃からお小遣いをもらったことがなかったので、自由に使えるお金をいきなり与えられて舞い上がってしまいました。服、バッグ、お菓子、化粧品と手あたり次第買い集めていました」

佐奈さんが爆買いしたのは、サンリオグッズだったと言います。

「小さい頃からガマン、ガマンの連続で、本当に欲しいものを買ってもらったことがないので、池袋のサンリオショップで、キキララのカラ-ペンセット、缶ペンケース、レッスンバッグ、ノート、お道具箱、ミラーセットなどあらゆるものを片っ端から買いました。あの時の気持ち良さは忘れられませんね。全部で5万円くらいだったと記憶しています。寮に帰って、並べて眺めながら、“大人になるってすばらしい!”と思いました」

好きなものを爆買いする幸福があれば、親も兄弟もいらない。

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