仕事&マネー 【貧困女子】カレーパスタがごちそう、月収10万円自称ライターの極貧生活~その1~

女性誌『Suits WOMAN』で注目を集めた「貧困女子」。これは普通の毎日を送っていたのに、気がつけば“貧困”と言われる状態になってしまった女性たちのエピソードです。

今回お話を伺ったのは、フリーライターとして活躍している高橋和子さん(仮名・36歳)。

紙はボサボサ、原色のペイズリー柄のチュニックを着て、見事に太っています。日光に当たっていないのか、青白い肌をしており、鼻の周りの毛穴が遠目からもポツポツと黒くなっているのがわかります。肌が白くてムチムチしているから、毛穴やムダ毛が必要以上に黒々と目立つ。レンガ色の合皮のトートバッグには、アニメキャラクターのキーホルダーが揺れています。

彼女は新宿区内にある大学を卒業し、大手PR会社に勤務するも3年で退職。その後、派遣社員などをしていましたが、中堅出版社に中途採用されました。

「学生時代から、編集者に憧れていました。だってカッコいいじゃないですか。私はファッション雑誌をやりたくて入ったのに、配属されたのは、広告営業。テレアポからスタートしなくちゃいけないし、ぜんぜんクリエイティブじゃないし、企画を作っても没にされるし、上司はコントロールフリークだし……とても務まらないと思いましたが、2年頑張ろうと思ってやってみましたが、ムリでした。忙しくてお金を使う暇がなかったので200万円くらい貯まりました。そこで29歳で会社を辞めて、30歳までの半年間を、沖縄でのんびり過ごしていました。この時は今より20キロくらい体重が軽くて、一番人生で幸せだった時代です」

シェアハウスに住み、仲間とお酒を飲み、バンドで演奏をして、夜は飲食店で気が向いたときにバイトをするという生活を続けていたと言います。

「でも、この生活がずっと続いたらヤバいよな~と思って、東京に帰ってきました。私は千葉県出身だし、沖縄の水が合わないというか……。それに加えて、失恋したということもあります。3歳下の現地の男の子と恋愛関係になったのですが、結婚しようという段階になって、お互いの親から猛反対されたんですよね」

彼がバツイチで、27歳にして小学校1年生の女の子が同居していたことも理由。

「最初、彼の元奥さんが引き取ったのですが、別の男性と結婚し、その人から殴る蹴るの暴行を加えられ保護された子供だから、大人に対する警戒心が強いんです。だから全然私にも懐いてくれなかったし、挨拶さえもしてくれなかったんですよ。彼の両親も結婚話が出た瞬間に突然よそよそしくなって。やはり、“本土”の嫁はいらないみたいですね。彼にずいぶん貢いだんですけど、いい勉強代です」

和子さんが彼に貢いだのは100万円ほどだったという

1 2