仕事&マネー 【貧困女子】転職15回、40歳飲食店勤務、中絶費用を1円単位までワリカンにされる“弱さ”の原因は?~その2~

数年前までは普通の生活をしていたのに、気が付けば貧困と言われる状況になってしまった女性たち。今回は、先月まで会社員でしたが、現在は飲食店でアルバイトをしているという水田由美子さん(仮名・40歳)にお話を伺いました。

彼女は中堅大学卒業後、東証二部上場のメーカーに就職してから、毎年のように転職を繰り返しており、1か月前に小さな広告代理店を退職したばかりと言います。現在の借金は150万円。ストレスが溜まっては、買い物をすることを繰り返し、クレジットカードのリボ払いで月々2万円ずつ返済していると言いますが、借金は膨れ上がるばかり。会社員時代の給料について伺いました。

「年収は350万円くらいです。手取りの月収が20万円くらいなので、家賃6万円を払って食費、飲み代、洋服とスマホ、占いを払ってしまうとパーになります。一応、会社を辞める前に30万円くらい貯めてみました。でもお金があると仕事しなくなっちゃうんですよね。だから、働き続けるためには、借金があるくらいでちょうどいいのかもしれない。あと、ショップの店員さんにカッコいい人だと思われたいですしね。そうじゃないと大切にしてもらえないから」

カードを渡すときは、“一括払いで”と言っていると続けます。

「後からネットでリボ払いに設定しています。店員さんは私のことを堅実なキャリア女性だと思っているんでしょうね。私は服が欲しいのではなく、店員さんに大切にされたいのかもしれない。だって、家には開封していないショッピング袋が何個かあります。3万円出して買っても、一度家に持って帰ってしまえば、ただの中古品。フリマアプリで売ったこともあるのですが、手間がかかるから、めんどくさくて」

ご両親について伺うと、埼玉県で兼業農家をしているといいます。

「30歳になったときに、東京で結婚しないなら帰って来いと言われたのですが、田んぼと畑ばかりで、息が詰まるし、就職先も巨大ショッピングセンターとか、ファストフードかコンビニしかないから、絶対に帰りたくなかった。“好きな仕事ができない”とゴネていたら父親がマジ切れ。“由美子っ! 我慢することが人生なんだよ!”と怒鳴られた時は、コイツ終わってんな……と思って、距離を置くようになりました。両親は貯金はしているみたいだけど、兄と私の進学費用を使ってしまったので、あてにできません。それに5年前から兄がUターン就職して地元に帰っており、子供が4人もいて、両親は幸せだからあまりかまってこなくなり、ホッとしています」

現在の生活について教えてください。

「昼は就職活動をして、18時から飲食店のバイトに行って、1時くらいに帰宅しています。20時から時給は2000円だから、月に15万円くらい稼いでいます。このバイトは、会社員時代からできる範囲内で続けていて、もう3年になります。バイトに本腰を入れたら、なんとか生活はできますが、風邪をひいたらアウトなのでヤバいですね。それに、最近、いろいろあって体調も優れなくて、不正出血とかあって心配なんですよ」

ところで、交際して半年の恋人がいるとのことですが、その相手はどのような人なのでしょうか。

「相手は結婚していて10歳年上なんです。私がバイトしている飲食店の近くのお店の常連さんで、顔見知りになっているうちに、深い仲になりました。私がそのお店に行くと、すっごい笑顔になって、愛しているとか好きとか、猛烈にアタックしてきて……、そんなに熱烈に愛されることがなかったので、つい体をゆるしてしまいました」

彼が結婚していることを、最初から知っていた。

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