仕事&マネー 【貧困女子】ド派手ネイル死守で上司と議論、菓子のドカ食いで激太り&金欠に~その2~

数年前までは普通の生活をしていたのに、気が付けば貧困と言われる状況になってしまった女性たち。

今回、お話を伺ったのは、広告代理店の契約社員として働く太田美桜さん(35歳)。現在の手取りの月収は18万円、埼玉県にある家賃4万円の古いアパートに住み、都内にある広告田利点に通勤しています。母親の再婚相手からの暴力を受け、16歳から21歳までアメリカに留学。その経歴を見込まれて有名会社に採用されるも、すべて数年で退職。その原因はイジメだといいます。

「日本人って、相手を自分の思い通りに動かしたいコントロールフリークが多いとと思うんです。例えば、仕事のゴールがあったら、そこまで自由にアプローチしていいと思うのですが、メールの文面はこうで、終わったら電話をして、企画の手順は誰かが立てたものをコピーして……など、会社の思うような成果物しか出せないように導く。それで、斬新な意見が出ないとかほざいて、私のことを無能扱いするんです。このパターンの繰り返し。最後は母の再婚相手みたいに、私のことを空気のように無視しますよ」

“空気のように無視”とは、どのように扱われる状況なのですか?

「あいさつしても返さない、話しかけても反応しないなどです。どの会社でも似たような状況になります。ぶたれたり、モノを隠されたりすれば、解決の手掛かりがあるんですけれど、何をしても無視されると、解決の糸口がなくなるんですよ。その予兆は“地頭が悪い”とか“頭悪い子ちゃん”とか、そういう悪口を言われるころ。地頭が悪いっていうのが、どういうことかわからないんですよ。そもそも地頭ってなんでしょうね。コミュ力が低いと言われることもあります。意見をきちんと相手に伝えたら、コミュ力が低いんですか?私には全く分かりません」

アメリカ留学中に学んだことを教えてもらいました。

「高校時代は英語で普通に授業を受け、学生寮に帰っていました。日本人の子も多かったので、さみしくはありませんでしたね。英語も慣れが大切で、毎日問題を解いているうちに、何となくわかるようになってくるんですよ。成績は良くも悪くもなく、フツーでした。カレッジで勉強したことはデザインと色彩。美術系専門学校みたいな内容です。マックでデザインしたり、写真を撮ったり。先生は個性を大切にしてくれて、あのときは楽しかった」

美桜さんのご両親は、アメリカ留学中の美桜さんを放置していたといいます。

「さすがに母親には会いたくなって、当時は電話しかなかったのですが、時差を計算して電話したことがありますけれど、“忙しくてアメリカに行っている暇はない。大金を出して留学させてあげたんだから、文句言わないで勉強しなさい。お金がかかるから切るわね”と受話器を置かれてしまいました」

帰国後の15年間は、転職貧乏の歴史だった……

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