仕事&マネー 【貧困女子】寂しさからペットのワンコが心の支えに、その生活環境を守るためにリボ払いの自転車操業~その2~

「ペットって急な出費が多いんですよ。吐いたり、散歩中にケガをしたり……あと恥ずかしい話なんですが、ウチの子のうちの一匹が、たまに食ふんをするんです。メンタルの問題だと聞き、ママ失格だと思って、飼い主とペットが行くカウンセリングにも通っています。そういうお金もすごくかかるんです。それに、一番上の子が9歳と高齢になっており、がんの疑いがあり、もしかすると開腹手術になるかもしれない。チワワの平均寿命は12歳ですから、一緒にいられるのももう少しなんです」

恋愛や結婚についても伺うと、1か月前に別れた彼と交際したのは2か月だといいます。

「私、不倫運が強くて、彼と別れた後も不倫ばかりなんですよ。これじゃヤバいと思って、34歳くらいまではSNSやマッチングアプリで婚活をしていたんです。でもワンコを飼っていることを伝えると、みんな男性は”えっ!?”って顔をして、急速に距離を置く。犬好きを自称するな男性にも会ったのですが、3頭飼っていると言うと、明らかにドン引きしていましたね。私って優しいと思うんですよ。だってウチの子のひとりは、ちょっとした奇形で膝の関節が先天的に弱いんですけれど、大切に飼っていますもん。ペットショップに返品すれば殺されちゃうと思って」

家庭的な詩織さんは、ドッグフードにも気を使っているそうです。

「ママが食べるものよりも、絶対にいいものを上げています。原材料をきちんと見て、“肉類”とか“肉副産物”とかよくわからない表示がないもの、添加物がほとんど使われていないものを選んでいます。食べさせているのは、1キロ4000円程度という、通常のドッグフードの3倍以上のもの。カリカリしているタイプで、私が食べてもおいしいので、一緒に食べています。手づくりドッグフードの講習会に出て、作り方を学びました。だってワンコは大切な家族ですから」

詩織さんの食事は、88円で買った食パンと1玉10円のうどんがメイン。

「近所のドラッグストアのタイムセールで、うどんが1玉10円になるときがあるんです。それをまとめて買って冷凍して食べています。パンは2日で一袋が目安。朝はトーストにして、昼は生のままタッパーに入れて持って行って、派遣先の冷蔵庫に置いてあるチューブタイプのマーガリンをつけて食べます。それに6Pチーズとか、魚肉ソーセージとか。そんなご飯を見られたらマジで結婚できないと思い、ランチはトイレの個室で食べています」

ただ、たまに猛烈に贅沢をしてしまうといいます。

「デパ地下で1個500円のケーキを5個買って屋上で一気食いしたり、ホテルの食べ放題に行ったりしています。カードで払うから、ポイントも貯まるし、週に1回程度の自分のご褒美だからいいかなと思って。私がお金を使うのは、自分でブランド品を買ったり、見栄を張るためでなく、我が子のためなんです。我が子のために頑張っているから、そのくらい許されてもいいはず」

買ったものが手元に残らないから、自覚せずに使い続けてしまうようです。

「でもいいんです。今、バツイチの45歳の獣医さんといい感じで、もしかしたら付き合うことになるかも。彼は東京で開業していて、そこそこ流行っているみたい。ネットで獣医さんの年収を調べたら1000万円くらいなんですね。もし結婚したら、彼が飼っている猫においしいごはんを作ってあげたい。診療補助もできると思うし、私が彼の病院で手づくりドッグフードのセミナーをするのもよさそう。この人と付き合えたら。私の人生もよくなる気がするんですよね」

朝食と夕食は”家族”みんなで揃って食べるようにしている。詩織さんの食事内容は、朝と夜はトーストが多い。

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